「銀盤の星達」が来年の冬季オリンピックの舞台となる韓国の江原道(カンウォンド)の江陵(カンヌン)でキラキラと輝いた。
「冬季オリンピックの花」と言われるフィギュアスケート競技が「2018平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック」の開催都市である江陵市で16日に開幕した。江陵アイスアリーナで開催された「2017国際スケート連盟フィギュアスケート・四大陸選手権大会(ISU Four Continents Championships 2017)」は、いよいよ1年を切った平昌オリンピックのリハーサルとなった。
女子シングル・ショートプログラムで68.25点を記録して1位となったガブリエル・デールマン(Gabrielle Daleman)
女子シングル・ショートプログラムの3位は自信に溢れた演技のカザフスタンのエリザベト・トゥルシンバエワ(Elizabet Tursynbaeva)
女子シングル・ショートプログラムには台湾、シンガポール、香港、オーストラリア、中国、日本、カザフスタン、アメリカ、カナダ、南アフリカ共和国、韓国など11カ国の23人の選手が参加し、自分の実力を発揮した。また、韓国代表として、ソン・ソヒョン(孫瑞賢)、チェ・ダビン(崔多彬)、キム・ナヒョン(金娜玄)が参加した。
ジャンプやスピン、スパイラルなど、高難度の技をクリアに完璧に決めるたびに観客席から歓声が上がった。選手がミスをして転んだ時には残念そうな落胆の声が聞こえた。
女子ショートプログラムで6位に入った韓国のチェ・ダビンが演技の中で自撮りポーズをしている。
この日、観客席には来年「第二のフィギュア女王キム・ヨナ」になるかもしれない韓国選手を太極旗(韓国の国旗)を振って応援する人の姿があちらこちらで目を引いた。また中国や日本、遠くカナダからやって来た多くのファンも、自国の選手が登場すると国旗を振って懸命に応援していた。
カナダのガブリエル・デールマンがファンの応援に応えて68.25点でトップに立った。2位にはカナダのケイトリン・オズモンド(Kaetlyn Osmond)、3位にカザフスタンのエリザベト・トゥルシンバエワ(Elizabet Tursynbaeva)が入った。18日に行われる女子フリーで最終順位が決定する。
ペア・ショートプログラムでデススパイラルを見事に決めている1位となった中国の隋文静(左、Wenjing Sui)と韓聰(Cong Han)組
ペア・ショートプログラムで華やかな演技を披露しているヘイブン・デニー(左、Haven Denny)とブランドン・フレイザー(Brandon Frazier)組
女子シングルショートプログラム競技に先立ち、ペアショートプログラムとアイスダンスショートダンスで男女二人一組の選手たちが息の合った演技で感動を与えた。女子選手を頭の上まで持ち上げるリフト(lift)、男子選手が女子選手の腰や手をつかみ空中へ投げ上げて、ジャンプを補助するスロージャンプ(throw jump)、男子選手の手を支えにしながら、女子選手が水平に体を倒して円を描くデススパイラル(death spiral)など高度な技を見事に決めた。
アイスダンス・ショートダンスでは、カナダのテッサ・ヴァーチュー(右、Tessa Virtue)とスコット・モイア(Scott Moir)組が79.75点を獲得し首位に立った
アイスダンス・ショートダンスでのオーストラリアのアデル・モリソン(右, Adele Morrison)とデミド・ ロカチェブ(Demid Rokachev)組
この大会は19日まで続く。また、総14ヵ国(ヨーロッパを除いたアジア、アメリカ、アフリカ、オセアニア)の112人のフィギュアスケート選手が、男・女シングル(ショート・フリー)、ペア、アイスダンスの4つの細部種目に参加し勝負する。
コリアネット ソン・ジエ, キム・ウニョン 記者
写真 コリアネット チョン・ハン 記者
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