[イ・ギョンミ]

韓国政府は２２日、日本政府が公表した教科書の検定結果について、深い遺憾の意を表した。

外交部はこの日、イム・スソク報道官名義の声明を出し、「歴史的・地理的・国際法的に明白な韓国固有の領土である独島に対する不当な主張が盛り込まれた教科書を、日本政府が再び検定を通過させたことに強く抗議する」とし、独島に対する日本のいかなる主張も受け入れられないことを明らかにした。

また、「日本軍慰安婦被害者問題や強制徴用問題に関する表現や記述が、強制性が表れない方向に変更されたことにも強く遺憾の意を表す」とし、「日本政府が自ら明らかにしてきた過去の歴史に関する謝罪や反省の精神に基づいた歴史教育を真摯に実践していくことを促す」と強調した。

その上で、「未来志向的な両国関係の構築の根幹は、正しい歴史認識から始まるだけに、日本政府は歴史を直視し、より責任ある姿勢で未来世代の教育に取り組んでほしい」と呼びかけた。

日本の文部科学省はこの日、２０２５年度から中学校で使用される教科書の検定結果を公表した。合格した社会科教科書の大半が、韓国が独島を「不法占拠」していると記述している。また、一部の教科書は、強制徴用や慰安婦被害問題では、強制性がなかったという「歴史修正主義」的な観点が反映された内容もあることが分かった。

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