国内事情

2024.03.14

宇宙産業クラスターの発足式典で演説する尹大統領=13日、慶尚南道・泗川市、聯合ニュース

宇宙産業クラスターの発足式典で演説する尹大統領=13日、慶尚南道・泗川市、聯合ニュース


[イ・ギョンミ]

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は13日、慶尚南道・泗川(サチョン)市にある韓国航空宇宙産業(KAI)で開かれた宇宙産業クラスターの発足式典に出席し、「今日、韓国は5大宇宙強国に向けた偉大なる旅に出る」とし、2027年までに宇宙開発につぎ込む予算を1兆5000億ウォン(約1680億円)以上に拡大する方針を明らかにした。四川には、5月末に宇宙航空庁が設立される予定。

今回の式典は、宇宙産業クラスター三角体制の発足を祝い、宇宙産業の未来発展に向けた方向や政府の意志を宣布するために行われた。

宇宙産業クラスターとは、民間主導の宇宙産業を育成するため、慶尚南道(衛星特化地区)、全羅南道(発射体特化地区)、大田(研究・人材開発特化地区)の3地区を結ぶ事業のこと。

尹大統領は「宇宙技術が安全保障競争にとどまる時代は過ぎた」とし、「宇宙産業は従来産業の競争力を高め、新産業を誕生させる未来の成長エンジン」と強調した。

その上で、「無限の機会や巨大な市場がある宇宙に向けて、もっと力強く挑戦しなければならない」と述べ、2027年まで宇宙開発予算を1兆5000億ウォン以上に拡大し、2045年までに100兆ウォン規模の民間投資を誘致するなど、政府が積極的に支援する方針を示した。

尹大統領は式典に先立ち、KAI宇宙センターを訪問し、現場の関係者から意見を聞き、センター内部を視察した。

km137426@korea.kr