名誉記者団

2018.03.28

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[ソウル=登久美子(日本)]
[写真=登久美子]

展望台から見下ろすソウルの夜景。ロマンチックさに酔いしれて、どんな問いかけも肯定してしまいそうな雰囲気、なんて大げさでしょうか。
ここは2017年春にオープンしたロッテワールドタワーの117~123階にある展望台ソウルスカイ。まだ新しい建物で、床もエレベーターもトイレも全てにおいて新しく清潔感があります。

高さはなんと555メートル!韓国で最も高いビルです。2017年現在、世界では第5位、アジアでは第3位の高さ。
では上りましょう。

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展望台に向かうエレベーター「スカイシャトル」も凄い。なんと秒速10メートルで展望台まで駆け上ります。上昇するのに秒速10メートルとは凄い力持ち。上昇している最中は様々な四季や星座の映像が映し出されてとてもきれいでした。見とれているうち、あっという間にソウルスカイに到着。エレベーター内の振動も少なく、耳がキーンと痛くなる感覚はありませんでした。

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さあ展望台ソウルスカイです。エレベーターを降りてすぐ目の前に、こんな強化ガラスの床がありました。頭に浮かんだ恐怖の二文字。

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強化ガラスの床は東京タワーや東京スカイツリーなどにもありますが、日本の床はガラス面積が狭く、万が一ガラスにヒビが入っても何とか助かるだろうという根拠のない安心感があります。しかし展望台ソウルスカイは容赦ありません。強化ガラスの面積が大きい為、ガラスにヒビが入ったらそのまま立った姿勢で落ちて行きそうですし、ポケットのものを落としただけで一瞬自分も落ちて行くのではないかというふわっとした錯覚さえあります。もちろんそんなヒビが入るなどということは無いのですが、そのスリリングさがドーパミン大量分泌につながる人は大興奮の楽しい場所となります。恐怖を楽しめるスポットは日本では少ないので、その意味ではこの「楽しさ」が韓国旅行の醍醐味とも言えるのではないでしょうか。

日本では見慣れない強化ガラスの大きな床に最初は戸惑いながらも、慣れてくると恐怖感も和らぎました。私も少しはドーパミンが分泌されたでしょうか。

強化ガラスの床は人気があり、学生さんらしきグループはキャッキャと楽しそうに大きくジャンプ!見ていた私は一歩下がって内心ヒヤヒヤ。

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そしてこれも外せません。キラキラと輝く夜景。正面に見える川は漢江です。 展望台の下にはホテルやオフィスも併設しているそうですが、ここに泊まって窓からの夜景を独り占めできるなんて羨ましい。

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とてもきれいでいつまでも観ていたくなります。デートコースとしても最高。この日は昼間気持ちよく晴れて、空気がとても澄んでいました。

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入場料は27,000ウォンで少々高めですが、ソウルの空を歩いているかの感覚は何物にも代えがたいです。夜景を眺めながら、今回の旅はこうだった、あんなだった、などと思い出してもう次の韓国旅行のことを考えていました。

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エレベーターを降りると、お土産コーナーがあり、平昌オリンピックの公式キャラクター、スホランとバンダビのぬいぐるみも売っていました。2匹とも可愛いんです。この時点では売られていましたが、オリンピックが始まるとその可愛さにたちまち売り切れが続出したそうです。


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ロッテワールドタワーの最寄り駅は地下鉄2号線蚕室(チャムシル)駅、営業時間は9:30~23:00(チケット売り場は9:20~22:00)、年中無休です。

このまま宿泊先まで飛んで行けそうな夜景でしたが、現実に戻りちゃんとバスに乗って帰りました。韓国焼酎でソウルの街を夜間飛行するのも最高ですが、ソウルスカイからソウルの街を夜間飛行した気分に浸るのも最高です。夜ならではのソウルの楽しみ方、皆さんはどちらがお好きですか?

この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr