名誉記者団

2020.01.08

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甘川文化村の風景



[釜山=登久美子(日本)]
[写真=登久美子]

マチュピチュ、というと南米ペルーにある絶景の観光地ですが、そんなマチュピチュが韓国にもあるんです。それが、韓国南部の大都市、釜山広域市にある甘川文化村。釜山広域市は2019年11月に韓・ASEAN首脳会議が開かれた場所でもあるということで国際的な大都市。国際的な大都市の中にこの歴史ある下町の雰囲気、一見相反するようですが、見事に共存しているのが釜山の濃い魅力でもあります。そんな甘川文化村に昨年末行ってきました。

もともと甘川文化村は朝鮮戦争時に北朝鮮から避難してきた人々が山肌に家を建てた集落だったけれど、その後路上アートなどで町おこしをして観光地へと発展してきました。

甘川文化村への行き方はとても簡単。地下鉄のチャガルチ駅か土城駅にあるバス停からマウルバスで15分ほど行ったところにあります。走り出してすぐに急勾配の上り坂、しかもヘアピンカーブを上っていくので、バスに座っていてもかなり左右に揺れました。マニュアル車だと坂道発進が大変そうだなぁと思っているうちに目的地に到着。



甘川文化村の入り口



甘川文化村の入り口から細かい装飾が色々あってすでに楽しそうな雰囲気。寒い雨の日にもかかわらず、国内外の観光客で賑わっていました。

青、ピンク、緑などカラフルにペイントされた家は異国情緒満点。山肌にびっしりと建てられた家は生活感が程よくなくてまるでジオラマ。おもちゃの街の中を歩いているような楽しさがあるので、時間を忘れていつまでもいられそうです。



星の王子さまの路上アート



そして、出迎えてくれたのは街中のあちこちにある路上アート。特に星の王子さまの路上アートが沢山ありました。サンダル履きが現代的な星の王子さま。何か話しかけてくれそう。



屋根の上に鳥が止まっているようなアート



こちらは屋根の上に鳩くらいの大きさの鳥が止まっているようなアート。顔は人間のようになっていて、その二つの目でのぞき込んでいるのは通りを歩く人々。目が合うとビックリします。

一通り散策するのにかかった時間はおよそ2時間。
まるで鳥になった気分で甘川文化村の街並みを眺めていると、次は晴れた日に来て、デジカメをぶら下げて歩きたくなりました。韓国の歴史に触れたい方、異国情緒を味わいたい方、そしていつもとは違った釜山旅行を楽しみたい方、釜山にある韓国のマチュピチュに出かけてみませんか?

*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr