[茨城=登久美子(日本)]
[動画=海外文化弘報院]
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、4月3日にある動画がコリアネットより公開されました。タイトルは、『韓国は不思議な国?』。タイトルだけだとそれこそ不思議な印象ですが、この4分ほどの動画には韓国の方が今まで助け合い寄り添い合って乗り越えてきた苦難の数々、そして実際の画像が刻まれています。
これは、元気をもらえました。
古布を使って手縫いのマスクを寄付したおばあさんの話、進んで寄付金を納める人々、弁当を配るボランティアの人々。一人一人が自分のためだけでなく、周囲の人たちに対してできることを率先して行動に移す流れになっています。それは苦難に立ち向かうと言うよりも、苦難を一緒に乗り越えて行こうという切なるメッセージだと思いました。
もちろん、このようにして一緒に乗り越えていこうという動きは今回が初めてではありません。アジア通貨危機、泰安沖油流出事故、過去にあった困難の数々も、その不思議さが強さとなって乗り越えてきたことは言うまでもありません。
4月7日、日本では東京都を始めとする7都府県で緊急事態宣言が発令されました。これまでも数々の国難を乗り越えてきた日本と韓国。まだ出口の見えないトンネルの中ではありますが、動画を見ると韓国の方の温かさに触れたようで不安が和らぎました。私が初めて韓国旅行をしたときに感じた、あの温かさのように。
最初にあるべきは人、そして最終的にはやはり人。そんな人とのつながりが強さになることを、4分ほどの『韓国は不思議な国?』が改めて教えてくれました。
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr