[チョン・ジュリ]

韓国の伝統的な遊び「ユンノリ（韓国式すごろく）」が国家無形文化財に登録される。

文化財庁は２６日、お正月から旧暦の１月１５日まで、家族や村落共同体を中心に受け継がれている「ユンノリ」を、新規国家無形文化財に指定する予定だと発表した。

ユンノリは、「ユッ」という４つの棒を投げて進む数を決める韓国のボードゲーム。４個の駒を１周させた方が勝ち。「ユッ」の裏表の組み合わせで駒の進む数が決まる。

文化財庁は、ユンノリが長い歴史の中で伝承されている点、「朝鮮王朝実録」などの史料に残っていることが確認されている点、学術研究テーマとしての高い活用度、家族や村を中心に伝承されている点などを考慮すると、国家無形文化財としての価値が十分にあると判断した。

ただ、韓半島全域で国民が享受している文化であることから、すでに国家無形文化財に指定された「キムチ作り」「味噌・醤油作り」のように、保持者や保有団体を特定せず、「共同体種目」に指定するという。

文化財庁は「ユンノリは、我々民族の宇宙観と天文観に基づき、陰と陽、天体の２８宿など、形式の完結性を持つ」とし、遊び方がシンプルでありながら、いろいろとアレンジすることができる」と説明した。

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