大豆をすり潰して固めたメジュの様子
[キム・ヘリン、キム・ウニョン]
[写真=韓国観光公社]
韓国の発酵食文化を代表する「味噌・醤油作り」が国家無形文化財になる。
文化財庁は1日、メジュ(茹で大豆をすり潰して固めたもの)を発酵させ、味噌と醤油を作る「ジャン作り」を国家無形文化財の新規種目に指定する方針を明らかにした。古代から受け継がれてきた「ジャン作り」は、世代間にわたって伝承されること、韓国食文化とレシピなどの様々な種類で研究できることなどで、その価値が認められた。
30日間の予告期間を設け、無形文化財委員会の審議を経て、指定の可否を最終確定する予定。
韓国には、中国・日本と同じく豆を発酵させて食べる文化がある。特に、朝鮮時代にはジャンを保管する倉庫である「醤庫」と、それを管理する宮女がいるほど、ジャンを大事に扱ってきた。
日光に当てて乾かしたメジュを大きな壺の中に塩水とともに入れて更なる発酵を待つ。発酵が済むと、壺の中の液体のほうはカンジャン(醤油)になり、固くて塩辛い塊のほうはテンジャンとなる。メジュから二種類のジャンが得られることが、日本と中国とは異なる。
壺の中の液体のほうはカンジャン(醤油)になり、固くて塩辛い塊のほうはテンジャンとなる。
kimhyelin211@korea.kr