文化

2014.08.14

「数学がなかったら、情報通信革命の基礎であるデジタル理論も生まれなかったし、私たちが楽しんでいる映画やアニメを制作するコンピュータ・グラフィックも存在しませんでした。金融投資やビッグデータの分析に数理モデルを活用することは、新たなサービスと市場を創出するきっかけにもなります。このように、数学は新たな方式と原理を探し出して問題を解決し、科学技術や産業、文化芸術など多様な分野と融合してより大きな付加価値を生み出しています」


2014 서울세계수학자대회 개막식에서 축사를 하고 있는 박근혜 대통령.(사진 위택환)

2014国際数学者会議ソウル大会の開会式で挨拶するパク・クネ大統領(写真:ウィ・テックァン記者)


박근혜 대통령이 2014서울세계수학자대회 운영진과 한 자리에 앉아 있다. (사진제공 세계수학자대회 조직위원회)

パク大統領が2014国際数学者会議ソウル大会の関係者らととともに座っている(写真提供:国際数学者会議組織委員会)


13日にソウルで幕を開けた「2014国際数学者会議(International Congress of Mathematicians 2014、Seoul ICM 2014)」は、パク・クネ(朴槿恵)大統領の挨拶で始まった。117年の歴史を持つ基礎科学分野最大の学術大会である同会議は、「分かち合いで希望となる祭典」というテーマの下、21日まで開かれる。アジアで開かれるのは日本、中国、インドに次いで4回目だ。同日の開会式には、国際数学連合(IMU)のイングリッド・ドーブッシュ(Ingrid Daubechies)会長をはじめ、韓国内外の数学者や学界、研究界、産業界、メディア界など、約120の国から各界の要人約4千人が出席した。

(사진제공 세계수학자대회 조직위원회)

(写真提供:国際数学者会議組織委員会)


박근혜 대통령이 2014서울세계수학자대회에서 수상자들과 기념촬영을 갖고 있다. 왼쪽부터 최양희 미래창조과학부 장관, 스탠리 오셔 가우스상 수상자, 수브 하시코트 네반리나상 수상자, 마틴 헤어러 필즈상 3등 수상자, 만줄 바르가바 필즈상 2등 수상자, 박 대통령, 마리암 마르자카니 필즈상 4등 수상자, 잉그리드 도브시 국제수학연맹 회장, 아르투르 아빌라 필즈상 1등 수상자, 박형주 대회 조직위원장, 필립 그리피스 천상 수상자, 마틴 그뢰첼 국제수학연맹 사무총장.(사진 위택환)

2014国際数学者会議でパク大統領が受賞者らと記念写真を撮っている。(左から)チェ・ヤンヒ未来創造科学相、スタンリー・オーサー氏(ガウス賞受賞)、スブハシ・コート氏(ネヴァンリンナ賞受賞)、マーティン・へアラー氏(フィールズ賞3位受賞)、マンジュル・バルガヴァ氏(フィールズ賞2位受賞者)、パク大統領、マリアム・ミルザハニ氏(フィールズ賞4位受賞)、国際数学連合のイングリッド・ドーブッシュ会長、アルトゥール・アヴィラ氏(フィールズ賞1位受賞)、同会議のパク・ヒョンジュ組織委員長、フィリップ・グリフィス氏(陳賞受賞)、国際数学連合のマーティン・グレッチェル事務総長(写真:ウィ・テックァン記者)


박근혜 대통령이 필립그리피스 천상 수상자(왼쪽에서 두 번째)와 기념촬영을 갖고 있다. (사진 위택환)

パク大統領が陳賞を受賞したグリフィス氏(左から2人目)と記念写真を撮っている(写真:ウィ・テックァン記者)


パク大統領は開会式の挨拶で、「(数学は)全人類が共有する偉大な遺産だ。人類は文字がなかった古代から足し算と測量を始め、数学は地域と民族を越え、人間の論理的な認識体系の基となる最も普遍的な言語として人類の暮らしを変えた」と評価した。

また、「数学を通じて学ぶ創造性と論理的・合理的思考こそ未来をリードする人材に欠かせない要素だ。子どもたちが数学を楽しく学び、創造性と合理性を備えたクリエイティブな人材として成長し、人類の未来に貢献できるよう、数学者の皆様に関心を持ってほしい」と呼び掛けた。この日、パク大統領はこれまでの伝統に従い、フィールズ賞(Fields medal)、ネヴァンリンナ賞(数理情報科学分野)、ガウス賞(応用数学分野)、陳賞(幾何学分野)を表彰した。

会議の期間中の主な学術講演は、フィールズ賞などの受賞者による講演(10回)、数学者らによる基調講演(21回)、招請講演(179回)が予定されているほか、若手数学者らの一般学術論文1182編も発表される。また、一般人も参加できる大衆講演や様々な数学文化イベントも企画されている。

開会式が行われた13日にはハーバード大学数学科の元教授でファンドマネージャーのジェームズ・サイマンズ氏の講演が開かれ、20日には数学の大衆化に貢献した数学者に与えられる「リラヴァティ賞」の受賞者の講演が開かれる。19日には映画「How I came to hate Maths」のモデルとなったセドリック・ビラニ教授(2010フィールズ賞受賞)が観客の質問に答え、数学を嫌いになった経験と数学の楽しさを共有する時間が設けられる。

同日に開かれる数学と囲碁のイベントでは、ソ・ボンスさんやユ・チャンヒョクさん、イ・チャンホさんら韓国を代表する囲碁棋士と数学者が1対6の対決を行う囲碁対局のほか、数学と囲碁の相関関係を楽しく説明する講演と妙手解説も行われる。

また、発展途上国の数学者らの同会議への参加を支援するプログラム「ナヌム(NANUM)2014」と発展途上国の数学発展支援に向けたカンファレンス「MENAO」も開かれ、大会のテーマである分かち合いの価値の実現を目指す。

コリアネット ウィ・テックァン記者、ソン・ジエ記者

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세계수학자대회 개막식에서 한국전통춤 공연이 펼쳐지고 있다.(사진 위택환)

国際数学者会議の開会式で韓国の伝統舞踊が披露されている(写真:ウィ・テックァン記者)