13日にソウルで幕を開けた「2014国際数学者会議(International Congress of Mathematicians 2014、Seoul ICM 2014)」は、パク・クネ(朴槿恵)大統領の挨拶で始まった。117年の歴史を持つ基礎科学分野最大の学術大会である同会議は、「分かち合いで希望となる祭典」というテーマの下、21日まで開かれる。アジアで開かれるのは日本、中国、インドに次いで4回目だ。同日の開会式には、国際数学連合(IMU)のイングリッド・ドーブッシュ(Ingrid Daubechies)会長をはじめ、韓国内外の数学者や学界、研究界、産業界、メディア界など、約120の国から各界の要人約4千人が出席した。
開会式が行われた13日にはハーバード大学数学科の元教授でファンドマネージャーのジェームズ・サイマンズ氏の講演が開かれ、20日には数学の大衆化に貢献した数学者に与えられる「リラヴァティ賞」の受賞者の講演が開かれる。19日には映画「How I came to hate Maths」のモデルとなったセドリック・ビラニ教授(2010フィールズ賞受賞)が観客の質問に答え、数学を嫌いになった経験と数学の楽しさを共有する時間が設けられる。