一番近い隣国である韓国と日本の文化の祭典「日韓交流おまつり2014 in Seoul」が開かれた。

このイベントは、両国の国交正常化40周年を記念して2005年に制定された「韓日友情の年」を機に始まった。今年は「祭典10年、夢を載せて」のテーマの下、終日にわたって様々な公演が繰り広げられた。


韓国で精力的に活動し、人気上昇中の日本人女優、藤井美菜さんと大川信子さんの司会で進められた今回のイベントでは、両国の伝統打楽器公演が行われたほか、大勢のJポップ・Kポップスターが参加した。また、ドラマ「のだめカンタービレ」で大人気を博した上野樹里さんがスペシャルゲストとして出席し、ファンを熱狂させた。


3部構成で進められた今回のイベントでは、永同蘭渓国楽団とピアニストのイム・ドンチャンさんによるコラボレーション演奏やキム・ドクスチームによるサムル遊び、安東河回別神グタルノリ、韓流バンド「ナンバー1コリア」による演奏、日本の和太鼓集団「永上共鳴会」による永上太鼓の演奏など、両国の伝統公演からクラシック、そしてポップ演奏まで多彩な見どころが提供された。





ユン・ビョンセ外交相は、「こうして両国民をつなぐ文化イベントがもっと頻繁に催されれば、両国の国民だけでなく、政府間の関係もよくなるかもしれない。来年迎える両国の国交正常化50周年を機にこうした文化交流がもっと多く開かれ、他の分野でも協力が活発に行われるよう、政府レベルで取り組んでいきたい」と述べた。

今回のイベントに出席した別所五郎駐韓日本大使も、両国の友好関係増進に向けて文化交流を継続すべきとの認識で一致した。別所大使は挨拶で、「こうした文化交流の継続的な推進が悪化した日韓関係を少しでも改善するきっかけになるのではと期待している。特に、来年は日韓国交正常化50周年となる年だけに、新たな出発点としてさらに前進できるよう取り組んでいきたい」と述べた。







「日韓交流おまつり」は、最大規模の両国の文化交流イベントで、今年で10回目を数え、2009年からは東京でも開催されている。今年の東京でのイベントは、9月27～28日に日比谷公園で開かれる。

記事：コリアネット　ソン・ジエ記者
写真：コリアネット　チョン・ハン記者
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