文化

2019.06.10

グリフィン詩賞を受賞した詩人キム・ヘスンの「死の自叙伝」=グリフィン詩賞のホームページキャプチャー

グリフィン詩賞を受賞した詩人キム・ヘスンの「死の自叙伝」=グリフィン詩賞のホームページキャプチャー



[カン・ガヒ、イ・ギョンミ]

詩人のキム・ヘスンが書き、チェ・ドンミが訳した詩集「死の自叙伝(Autobiography of Death)」がカナダのグリフィン詩賞を受賞した。韓国文学初の受賞。

2016年に韓国で出版され、去年12月に米国で英訳出版された「死の自叙伝」は、中東呼吸器症候群やセウォル号沈没事故などを始めとした社会的な悲劇が起こる中で書いた49編の詩を集めた詩集である。

審査委員の一人であるデンマーク詩人のウリカ・ゲルネスさんはこの作品について「魂が我々から離れるという苦しい49日間の旅程を49編の詩に表現した力作」と評価した。

6日(現地時間)、カナダのトロントで開かれた授賞式に出席したキム・ヘスンさんは、「今日は韓国の 顕忠日 顕忠日顕忠日(国のため命をささげた先祖を弔う日)」とし、「国に助けてもらえず、死を迎えた人々と受賞の喜びを分かち合いたい」とコメントした。

グリフィン詩賞は、カナダのあるビジネスマンが詩の認知度を高めるために2000年に設立した。自国のカナダ部門と国際部門に分かれて授与し、英語圏では最終候補になることだけでも大きな栄誉とされる。

kgh89@korea.kr