文化

2020.07.17

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「新韓流」振興計画を発表する文化体育観光部の朴良雨長官=16日、ソウル、ゾン・ハン撮影


[ソウル=キム・ヨンドク、キム・ウニョン]

韓国政府が電子機器を用いて行うゲーム大戦競技「eスポーツ」を新たな韓流コンテンツとして集中的に育成するとの方針を固めた。また、韓流コンテンツを消費財や観光などのサービス産業と連携し、相互成長を実現するとの考えを示した。

韓国政府は16日、政府ソウル庁舎で丁世均(チョン・セギュン)国務総理主宰の国政懸案点検調整会議を開き、こうした内容を柱とする新韓流振興政策の推進計画を発表した。

新韓流の実現に向け、3大支援戦略として「韓流コンテンツの多様化」「韓流による関連産業のけん引」「持続可能な韓流拡散の土台作り」を提示した。

まず、11月に初開催予定の韓中日eスポーツ大会や常設競技場設立などを機に韓国のeスポーツを世界的な韓流コンテンツへと育成する。また、韓流スターと連携し、韓国食品を広報する。来年には、明洞と江南にKビューティー体験館を新設し、韓国文化フェスも拡大する。

コリアネットは、5月に新設した韓国文化に関する3つのユーチューブ・チャンネルを拡大していく。外国人にコンテンツ制作の機会を提供する予定。

文化体育観光部の朴良雨(パク・ヤンウ)長官は「韓流は岐路に立たされており、支援するが干渉はしないという賢明な政策が求められている」と指摘。「わが民族の文化・芸術的な潜在力と創意力が世界の舞台で発揮できるように支援し、新韓流の新たな歴史が始まることを期待する」と述べた。

kyd1991@korea.kr