文化

2024.04.05

2023年の宮中文化祝典で行われたイベント「古宮ミュージカル―世宗、1446」'

2023年の宮中文化祝典で行われたイベント「古宮ミュージカル―世宗、1446」



[ソウル=イ・ギョンミ]
[写真=韓国文化財財団]

韓国の宮殿を満喫できる文化遺産フェスティバルが開催される。

韓国文化財財団は4日、ソウルにある韓国伝統文化の展示スペース「韓国の家」で記者懇談会を開き、「2024春 宮中文化祝典」のプログラムを発表した。 今年で10周年を迎えた「宮中文化祝典」は、宮殿という場所が持つ意味や歴史を活用し、様々なコンテンツで観客が楽しめる祭り。1年に2回、春と秋に開かれる。

今年春の祝典は、26日の開幕祭を皮切りに、27日から来月5日まで、ソウルの5大古宮(景福宮、昌徳宮、徳寿宮、昌慶宮、慶熙宮)と宗廟で行われる。

記者懇談会に出席した関係者たち=4日、ソウル

記者懇談会に出席した関係者たち=4日、ソウル


26日の開幕祭のテーマは、世宗大王の「愛民精神」。パク・ドンウ監督は、「1446年に行われた訓民正音の頒布式に、隣国の使節団や民が宮殿に招待されていたらどのような式になっていただろうか、という発想から仮想の頒布式を披露する予定だ」と説明した。

特に今回は、海外でも予約できるシステムを導入すると同時に、外国人専用の時間帯を設け、外国人も楽しめるようにした。

景福宮・慶会楼で、伝統衣装の体験や公演鑑賞ができる「時間旅行、世宗―朝鮮時代にタイムスリップ」、「古宮音楽会」、景福宮の「生果房」と「星灯り紀行」、昌徳宮の「月光紀行」、 徳寿宮の「夜の石造殿」が英語で行われる。ただ、参加可能な時間帯や人数が限られているため、事前に確認・予約する必要がある。

「2024春 宮中文化祝典」の公式ポスター

「2024春 宮中文化祝典」の公式ポスター


ボランティアの代表として、この日の懇談会に参加したキアラ・クァトロネ氏(イタリア出身)は、「韓国と韓国の伝統文化についてもっと知りたい」とし、「去年の秋にも参加した。今年もたくさんの人々に来てほしい」と語った。宮中文化祝典で活動するボランティアは、外国人観客のために全体人数の2割は外国人となっている。

宮中文化祝典の詳細は、文化財庁ホームページ(royal.cha.go.kr)、韓国文化財財団ホームページ(www.chf.or.kr)、宮中文化祝典(https://chf.or.kr/fest/en, 英語)などで確認できる。

km137426@korea.kr