韓国人の場合、北方系モンゴル人がシベリア、満州などを経て朝鮮半島に南下したという推測だけが存在していた。少なくともある美術学者が韓国人の顔を解明する前までは。韓国顔研究所(Korea Face Institute)のチョ・ヨンジン所長は、韓国画家でありながら解剖学を専攻した独特なキャリアを持っている。弘益(ホンイク)大学と同大学大学院で東洋画を専攻した後、ソウル教育大学などで美術を教えていたが、教授をやめ、顔の研究に集中している。特に、50年近く、数多くの人体と動物の遺体を解剖し、この地に住む存在の特質を解明してきた。