政策

2014.11.14

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「韓中FTAの妥結は、アジア・太平洋地域の地域経済統合に向けた協議を後押しするだろう」

パク大統領(朴槿恵)大統領は9日、BTV(北京TV)の「楊瀾訪談録」でこう述べた。

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President Park Geun-hye grants an interview to Yang Lan, the hostess of BTV's 'Yang Lan One On One' show, at Cheong Wa Dae on November 6.

パク大統領が6日、大統領府で中国BTV及び陽光メディア投資グループの楊瀾会長のインタビューを受けている



パク大統領は陽光メディアグループの楊瀾会長との対談で、「今年7月の習近平国家主席の来韓は、順風が吹く韓中両国間に大きな帆を掲げるきっかけとなった」と述べた。そして、「人民元清算業務開始やウォン・人民元直接取引市場の開設などは、両国間の金融通貨連携を強固にするだけでなく、韓国の金融市場をさらに成長させるきっかけになると思う。企業の立場では、取引コストを削減できるとともに、為替リスクを減らすこともできるため、長期的には中国との貿易のさらなる拡大が見込める」と述べた。

「中国の経済構造改革において、韓国のどんな経験を共有できるか」という質問に対し、パク大統領は「韓国は、低成長と急速な発展の両方を経験した。韓国の経験や今年初めに発表した“経済革新3カ年計画”などが中国にそのまま適用できないとしても、参考にはなると思う」と答えた。

パク大統領の掲げる国民幸福時代の意味とそのための措置は何かと楊瀾会長に聞かれると、パク大統領は非正常の正常化、そうした社会的弊害を解消すること、また不公正を正すことが必要であるとともに、良い雇用が多く創出される社会づくりが必要だと強調した。そして、文化隆盛を4つの国政基調の一つに掲げているが、そうした文化的なものを国民が享受できる社会づくりが必要だと述べた。

「就任時に抱いていた理想や信念は」という質問に、パク大統領は「ある意味では、“目に見えないものが一番重要”という言葉が思い出される」と答え、心の中の考えは静かで目に見えないが、最終的にそれが習慣になり、意志を持って(その考えを)実践していくなら、社会を変えるほどの大きな力を持つようになる。だから、私も国民が幸せに暮らせる大韓民国を絶対に築くという決意と意志を持ち、どんな困難があっても努力し続けるという気持ちで一日一日を過ごしている」と述べた。

コリアネット ユン・ソジョン記者
写真提供:大統領府
arete@korea.kr