政策

2015.04.03

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韓国と東南アジアの国々が生物多様性の保全に関する知識と経験の共有を図っている。

カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの東南アジア4カ国からの生物資源分野の公務員8人が、環境省傘下の国立生物資源館の招待で生物多様性の基礎教育を受けている。

3月30日から4月5日まで行われる教育で、教育参加者は、動物、植物、菌類など多様な生物の研究・保全及び活用に関する理論教育と、多様な生物・植物の分類、標本の採集・作製・管理に関する実習を受けている。

教育プログラムは、生物資源管理のための施設環境と機器の紹介、哺乳動物の管理に関連した剥製標本の作製実習なども含まれている。

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국립생물자원관의 생물다양성 보전교육에 참가한 동아시아 생물자원분야 관계자들이 박제교육실습을 받고 있다.

国立生物資源館の生物多様性保全教育に参加した東アジアの生物資源分野の関係者が剥製教育実習を受けている




今回の教育に参加したミャンマー山林庁のミン・ソ(Myint Soe)山林管理員は、「多様な分類群の標本作製法を直接実習する教育が非常に有益だ。より多くの人が参加できるよう、研修の機会が拡大することを望む」と話した。

国立生物資源館のキム・サンベ館長は、「資源館が推進する海外協力国の人材育成事業は、自国の生物資源を自ら保全する能力を持つよう支援するのが目的だ。これにより、相手国との協力関係がより一層強固になることを期待する」と述べた。

東南アジアは、生物多様性が非常に高いが、開発や焼畑などで生態系が脅かされている。これらの国々は、体系的な生物資源管理システムの構築と生物多様性の保全・活用に必要な専門人材の養成教育を韓国に要求してきた。これを受けて、国立生物資源館は、2009年から、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの担当公務員を招請し、教育を実施してきており、今年を含めて計49人が教育に参加した。また、国立生物資源館は、韓国と生物種の構成が似ているモンゴル、中国、ロシア、日本を含め、アジア、アフリカ、南米14カ国との共同研究協力体制を構築している。

コリアネット ユン・ソジョン記者
写真提供:国立生物資源館
arete@korea.kr