政策

2017.10.09

171009_presmoonhangeul_1.jpg

「ハングルの日」を迎え、フェイスブックにメッセージを掲載した文在寅大統領=9日、青瓦台



[イ・ハナ、キム・ウニョン]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「ハングルの日(10月9日)」を迎え、「ハングルの最も偉大なところは人のために考える心」と述べた。2017年は、訓民正音(ハングルを作った目的や文字の原理、使用方法などが記された朝鮮王朝時代の書籍)が頒布されてから571年となる年だ。

文大統領は9日、フェイスブックに「ハングルは聞こえるように表現でき、学びやすい」とし、「万民が文字を使用できるようにして、誰もが自分の考えを簡単に表現し、意思疎通できるようにしたこと、世宗大王のハングル創製の意図は今日の民主主義精神と通じる」との文章を掲載した。

171009_moonfb_1.PNG

フェイスブックに「ハングルの日」のお祝いメッセージを掲載した文在寅大統領=9日、文在寅大統領フェイスブック




また、「ハングルは単なる文字の一つではなく、韓国人を韓国人らしくする唯一の文字」とし、「ハングルがあったからこそわれわれは世界で最も低い文盲率と最も高度な教育を実現し、個性ある独自の文化を発展させた」と述べた。

続いて「9月にロシアで会った高麗人とサハリンの同胞は、韓国語と文字を守るために絶えず努力していた」とし、「ハングルはわが民族をつなぐ偉大な共同遺産だ」と評した。

その上で、「国連総会に出席した際、国連本部のロビーに展示された最初のハングル活字本の月印千江之曲を見た」とし、「ハングルの創製と共に、世界で最も進んだ金属活字印刷を世界に紹介していた」と述べた。

最後に「ハングルの科学性は今日のコンピューターと携帯電話の文字入力システムの優秀性で再び証明されている。SNS時代にハングルの偉大さがさらに輝く」とし、「誇らしくて大切なハングル」と強調した。

eykim86@korea.kr