政策

2018.05.23

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在米大韓帝国公使館を訪問した文大統領=22日、米国・ワシントン



[カン・ガヒ、キム・ウニョン]
[写真=青瓦台フェイスブック]

米ワシントンを訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正淑(キム・ジョンスク)大統領夫人は22日(現地時間)、在米大韓帝国公使館を訪問した。

在米大韓帝国公使館は1889年に設置された。韓国が初めて西欧諸国に設置した外交公館で、自主独立の精神で外交を行おうとする高宗(朝鮮王朝最後の王で大韓帝国初代皇帝)の意思を象徴したものと評価される。

同公使館は1905年の「乙巳条約(日韓保護条約)」により外交権が奪われたことで機能を停止。日本の植民地支配が始まった1910年に日本側が同公使館の入った建物を米国人に売却したが、2012年に韓国の文化財庁が買い戻した。復元工事を終え、1882年の5月22日に朝米修交通商条約が締結されたことを記念し、この日から一般公開される。

文大統領は、開館式の冒頭発言で「朝米修交通商条約は、韓国が自主的に締結した初の条約」とし、「(今年が)朝米修交通商条約締結136周年と韓米同盟65周年にあたることを記念する」と強調した。 文大統領夫妻は「自主外交と韓米友好の象徴は、誇らしい歴史」と訪問録に書いた。

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文在寅大統領夫妻(中)=22日、米国・ワシントン



kgh89@korea.kr