政策

2019.08.15

独立記念館で開かれた光復節74周年を祝う式典で演説する文在寅大統領=15日、忠清南道・天安

独立記念館で開かれた光復節74周年を祝う式典で演説する文在寅大統領=15日、忠清南道・天安



[カン・ガヒ、キム・ウニョン]
[写真=孝子洞写真館]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、「責任ある経済大国として自由貿易の秩序を守り、東アジアの平等な協力を引き出したい」と強調した。

文大統領は、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)74周年を迎え、忠清南道の天安にある独立記念館で開催された記念式典で、「われわれがまだ十分強くないためであり、われわれがまだ分断状態にあるため、誰も揺るがすことのできない国はまだ実現できていない」とし、「日本の不当な輸出規制に立ち向かい、われわれは責任ある経済大国への道を地道に歩んでいく」と明らかにした。

また、「誰も揺るがすことのできない国」の実現に向けて、「経済大国」「橋梁国家」「新しい韓半島」の3つの目標を公開した。

責任ある経済大国として、「隣国と協力して共に成長していく」とし、「われわれが力を持てば、大陸と海洋をつなぐ国、北東アジアの平和と繁栄の秩序を先導する国になれる」と説明した。

また、「平和により繁栄を実現する平和経済を構築し、統一によって光復を完成していきたい」とし、「平和経済は、韓半島の完全なる非核化を土台に、北韓(北朝鮮)が核ではなく経済と繁栄を選ぶよう対話と協力を続けていくことから始まる」と明らかにした。

続けて、「2032年にはソウルー平壌共同五輪を成功開催し、2045年の光復100周年には平和と統一で一つになった国(One Korea)として世界にしっかり位置づけられるよう、その土台を強固に築いていく」と約束した。

文大統領は、「昨年の平昌冬季オリンピックに続き、来年には東京夏季オリンピック、2022年には北京冬季オリンピックが開催される。オリンピック史上初の東アジアでのリレー開催で、東アジアが友好と協力の土台をしっかりと固め共同繁栄の道へと進む絶好のチャンスだ」と述べた。

また、「今からでも日本が対話、協力の道に乗り出すなら、われわれは喜んで手を取る」とし、「日本が過去を省察し、東アジアの平和と繁栄を共に導いていくことを願う」と強調した。

独立記念館で開かれた光復節74周年を祝う式典で演説する文在寅大統領=15日、忠清南道・天安

独立記念館で開かれた光復節74周年を祝う式典で演説する文在寅大統領=15日、忠清南道・天安



kgh89@korea.kr