政策

2019.11.11

コリアネットは、11月から釜山(プサン)で開催される「韓・ASEAN特別首脳会議」と「韓・メコン首脳会議」を控え、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国訪問の成果や韓国との貿易状況、そして今後の経済分野における協力の可能性について紹介する。

▲ 문재인 대통령(오른쪽에서 두 번째)이 로드리고 두테르테 필리핀 대통령과 4일 청와대에서 확대정상회담에 앞서 악수하고 있다.

2018年6月4日、青瓦台で握手するフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領と文在寅大統領(左から2番目)


[イ・ジヘ、キム・ウニョン]
[写真=青瓦台]

韓国とフィリピンは1949年に国交正常化を結び、その後70年間、自由民主主義の尊重や経済発展において緊密に協力してきた。フィリンピンは、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中で韓国と初めて国交正常化を果たした国であり、韓国戦争当時、韓国に地上軍を送ってくれた友好国でもある。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2017年11月にフィリンピンを訪問し、翌年6月には同国のロドリゴ・ドゥテルテ大統領が韓国を訪問した。


2018.06.04 한-필리핀 공동언론발표

2018年6月4日、青瓦台で共同記者会見を行うフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領と文在寅大統領(右)


両国は人的分野における交流も活発に行われている。両国の国民は、2018年に約200万人以上が互いの国を行き来した。これは、ASEAN加盟国のうち、ベトナム、タイに続き、3番目に多い。

文大統領は、韓国に住んでいる6万人以上のフィリピン人と多文化家庭に対する支援を拡大することにした。

このほか、文大統領はフィリピン政府が掲げるインフラ整備政策「Build、Build、Build」への支援金額を拡大し、対外経済協力基金(EDCF)に10億ドル(約1100億円)を支援することにした。


また、両国は、交通・経済・再生エネルギー・科学技術・インフラなどの様々な分野における覚書を締結し、協力することにした。

jihlee08@korea.kr