社会

2014.07.11

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54カ国を代表するアマチュア囲碁棋士たちの勝負は、台湾の優勝で幕を閉じた。

9日に慶尚北道慶州市で行われた「第35回世界アマチュア囲碁選手権大会」最終日の対局で、台湾の詹宜典棋士が韓国のウィ・テウン棋士に勝ち点1上回り、世界アマチュア囲碁の頂点に立った。韓国のウィ・テウン棋士、台湾の詹宜典7段、中国の王若然6段の3人が8回の対局で7勝1敗で並んだが、直接対決の勝者が上位となる「スイス方式リーグ」の規定により、詹宜典7段の優勝が決まった。

제35회 세계아마바둑선수권 최종일 대회가 열린 9일 각국을 대표한 선수들이 승부를 가르고 있다. (사진제공: 한국기원)

「第35回世界アマチュア囲碁選手権大会」の最終日となった9日、各国を代表する棋士たちが対戦している(写真提供:韓国棋院)



囲碁の世界への普及を目指し、1979年に日本で第1回大会が開催された「世界アマチュア囲碁選手権大会」は、今年初めて韓国で開かれ、台湾が初優勝を飾った。今大会には、ベトナムのヴォ・ニョット・ミン(Vo Nhat Minh)2段が最年少の12歳で出場し、ブラジルのディーク・サバ(Deak Csaba)初段が最年長の73歳で出場した。欧州32カ国、アジア14カ国、米州6カ国、大洋州とアフリカからそれぞれ2カ国が参加した今大会には、アマチュア4級から7段までの棋士が出場した。心理学者や数学者、ホテルの支配人、カジノのディーラー、学生など、多様な職業を持つ棋士たちが、勝敗よりも囲碁そのものを楽しんだ。言葉も世代も違う対局相手と、白黒の囲碁を通してコミュニケーションし、友情を分かち合った。

2003年を除く毎年、日本と中国で開催されてきた「世界アマチュア囲碁選手権大会」の優勝回数は、中国が最多(19回)で、次いで日本(8回)、韓国(6回)の順だ。また、香港が1回優勝しており、台湾も今大会で優勝国に名を連ねた。

한국을 대표해 ‘세계아마선수권대회’에 출전한 위태웅 아마7단이 헝가리 선수와 수 싸움을 하고 있다. (사진제공: 한국기원)

韓国を代表して「世界アマチュア囲碁選手権大会」に出場したウィ7段が、ハンガリーの棋士と対戦している(写真提供:韓国棋院)



囲碁は中国が発祥で、一般的に真四角の木製の碁盤の上に縦横それぞれ19列ずつ並ぶ361の碁盤の目があり、2人の棋士が白と黒の碁石を交互に置き、陣地の大きさによって勝敗が決まる。『三国史記』25巻の百済本記に蓋鹵王(?~475)が高句麗の僧侶の道林と囲碁を打ったと記されているのが、韓国の囲碁に関する最も古い記録だ。

コリアネット チョン・ハン記者、ソン・ジエ記者
hanjeon@korea.kr