スポーツ

2014.08.22

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2014仁川アジア競技大会を前に17の市・道、総延長5700キロを走る聖火リレーが大会の雰囲気を盛り上げている。仁川アジア競技大会組織委員会は13日、江原道の摩尼山で採火された聖火とインド・ニューデリー国立競技場で採火された聖火を合わせる「合火式」を行い、聖火リレーをスタートさせた。聖火は、鬱陵島、白翎島、済州島を経由し、陸地でのリレーを行った後、開会式が開かれる9月19日に仁川アシアード・メインスタジアムに到着し、大会が終わるまで「平和の火」を灯す。

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(사진 위) 강화도 마니산에서 성화를 채화하는 모습. (아래) 지난 13일 인천아시아경기대회 조직위는 합화식을 갖고 성화봉송길에 올랐다. (사진: 인천아시아경기대회 조직위원회)

(上)江原道の摩尼山で行われた聖火採火式の様子 (下)仁川アジア競技大会組織委員会は13日、聖火の合火式をもって聖火リレーをスタートさせた(写真提供:仁川アジア競技大会組織委員会)


지난 13일 인천아시아경기대회 조직위는 합화식을 갖고 성화봉송길에

第一走者を務めた女優で女子ボクシング選手のイ・シヨンさんが、聖火リレーのコースを走っている(写真提供:連合ニュース)



14日、西海岸最北端の島「白翎島」で、仁川アジア競技大会を灯す聖火がリレーされた。白翎島を守る106隻の漁船は、汽笛を鳴らして聖火を迎えた。3.4キロの区間を55人のランナーがリレーでつないだ。白翎島で暮らす地元の住民や海兵隊の将兵、学生らは、聖火ランナーとしてアジアの平和と朝鮮半島の統一を願いつつ力強く前に進んだ。白翎島でリレーされた聖火は、金浦空港から済州島に運ばれた。

16日に済州島に到着した聖火は、16区間、総距離4.8キロにわたってリレーされた。海女や警察の騎馬隊、多文化家庭、障害者、親のいない少年・少女、済州島在住の外国人らが、聖火ランナーとして済州島の美しい自然景観の中を聖火を掲げて走った。

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(사진 위) 백령도 모래사장에서 불꽃을 들고 3.4km 구간을 나눠 달리는 성화 봉송 주자들. (중간) 제주도 성황봉송에 참여한 외국인들. (아래) 한반도 동쪽의 울릉도에 도착한 성화는 주민들로부터 큰 환영을 받았다. (사진: 인천아시아경기대회 조직위원회)

(上)白翎島の砂浜など3.4キロの区間を聖火を掲げて走るランナーたち (中央)済州島での聖火リレーに参加した外国人たち (下)朝鮮半島の東の島「鬱陵島」に到着した聖火は、住民らから大きな歓迎を受けた(写真提供:仁川アジア競技大会組織委員会)



18日に鬱陵島に到着した聖火は、住民や体育関係者、学生ら5人のランナーに掲げられ、2.5キロ、5区間でリレーされた。あいにくの悪天候にもかかわらず、聖火リレーを歓迎しようと集まった住民に見守られるなか、聖火は鬱陵島でリレーされた。

聖火ランナーを務めたキム・ミングさんは、「遠く離れてはいるが、仁川で開かれるアジア競技大会のために何かできないかと思って聖火ランナーに応募した。聖火ランナーとして走ることができてとても嬉しい。韓国民として仁川アジア競技大会の成功を祈っている」と話した。鬱陵島でのリレーを終えた聖火は、翌日から陸地に移されてリレーが行われた。

島嶼リレーが終わった聖火は、19日に慶州市に到着した。慶州市では、1.5キロの区間で聖火リレーが行われた。慶州市で平和の火をつないだランナーは総勢41人で、慶州市内の8区間を通過した後、歓迎行事が開かれた慶州市庁の広場に到着した。外国人6人も参加し、アジア45億人の祭典であることを実感させた。この日の歓迎行事には多くの市民が参加し、サムル遊びとBボーイを融合させたヒュージョン国楽公演や慶州少年少女合唱団による合唱など多彩な公演が繰り広げられた。

65명의 울산 성화봉송 주자들은 1.6㎞를 13구간으로 나눠 달렸다. (사진: 인천아시아경기대회 조직위원회)

蔚山市の聖火ランナー65人は、1.6キロを13区間に分けて走った(写真提供:仁川アジア競技大会組織委員会)



慶州市を通過した聖火は蔚山市に到着した。蔚山文化芸術会館から蔚山市庁までの1.6キロを、65人のランナーが13区間に分けて聖火をつないだ。沿道に集まった市民は、仁川アジア競技大会の成功を願い、手を振って拍手を送った。聖火リレーが行われた各区間では文化イベントが開かれ、市民に様々な見どころが提供された。蔚山市内に平和の火を灯した聖火がゴールである蔚山市庁前の広場に到着すると、蔚山市立舞踊団による記念公演「太平舞」が披露された。

仁川アジア競技大会組織委員会の関係者は、「韓国民族の聖地である摩尼山の塹星壇での聖火採火は、大会の成功はもとより、融和を願う意味もある。この火は、ニューデリーで採火された聖火とひとつになり、大会期間中、平和の火を灯してくれるだろう」と話している。

コリアネット イム・ジェオン記者
jun2@korea.kr