「ビッグ・ユニット(Big Unit)」の愛称で知られるランディ・ジョンソン(Randy Johnson)氏が韓国海軍士官学校を訪問した。

米軍慰問協会ツアーで初めて韓国を訪れたジョンソン氏は、19日に慶尚南道鎮海市の同校を訪問し、生徒たちと交流した。



メジャーリーグ(MLB)を代表する左腕投手として活躍し、いまや生きた伝説となったジョンソン氏は生徒たちに「失敗を恐れず、夢に向かって全力投球しなさい。野球を頻繁に見て、野球好きになってほしい」と語った。彼は筋力トレーニングルームに集まった生徒たちに、「いつも健康で、全てがうまくいくことを願う。素晴らしい海軍将校になってほしい」と激励した。

ジョンソン氏は、生徒たちが「夢、情熱、名誉」と書いたボードに自分のサインとかつての背番号で自分の年齢である「51」、そして「皆さんに神の祝福がありますように(God bless you all)」と書いた。

韓国の亀甲船をよく知っているというジョンソン氏は、海軍士官学校訪問中に亀甲船を見たいと頼んでいたが、日程に折り合いがつかず、乗船することはできずに車での移動中に遠くから眺めることしかできなかった。



1988年にメジャーリーグ初登板を果たし、2009年に引退するまで計618試合に出場、303勝166敗、通算防御率3.29の記録を残したジョンソン氏は、4974奪三振というメジャーリーグ最多奪三振記録保持者だ。メジャーリーグ最高の投手に与えられる「サイ・ヤング賞」を5回も受賞したほか、2004年には41歳で完全試合を達成し、完全試合の最高齢記録を塗り替えた。

コリアネット　チョン・ハン記者
hanjeon@korea.kr

写真提供：海軍士官学校