スポーツ

2017.11.30

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2017大韓民国スポーツ英雄殿堂入りの記念式典に出席した車範根サッカー韓国代表の元監督= 29日、ソウル、聨合ニュース



[ソウル=キム・ヨンドク、ミン・イェジ、イ・ギョンミ]

サッカー韓国代表チームの元監督である車範根(チャ・ボムグン)氏が11月29日、 大韓体育会(韓国オリンピック委員会)のスポーツ英雄名誉の殿堂入りを果たした。車元監督は韓国サッカー界で生きている伝説といわれる。

韓国人として初めて、ドイツのブンデスリーガに進出し、「チャブーム」との愛称で呼ばれるほど愛された車元監督は、サッカー韓国代表選手であり、指導者としても活躍し、韓国サッカーの発展に貢献した功績を称えるため、サッカー人としては初めて「大韓民国スポーツ英雄」となった。

車元監督は、「世界歴史学会から20世紀アジアにおける最高選手として選ばれたときより、深い意味があると思う」とし、「18歳に受賞した新人賞と共に最も誇らしい賞である」と述べた。

大韓民国スポーツ英雄

大韓体育会は2011年から、卓越した競技力を見せることで全世界に韓国をアピールし、韓国をスポーツ大国へと発展させることに貢献した体育人を称えるため、「大韓民国スポーツ英雄」を選定する。

2011年の故・孫基禎(ソン・ギジョン、マラソン)、金晟集(キム・ソンジプ、重量挙げ)を始めとして2016年のキム・ヨナ(フィギュア・スケート)、今年の車範根まで、計10人がスポーツ英雄に選ばれた。

初めてスポーツ英雄となった故・孫基禎氏は、日本による植民地時代(1910-1945)に開かれた「1936ベルリンオリンピック」マラソンで金メダルを獲得した。韓国代表ではなく、日本代表としての金メダル獲得だったが、彼の金メダルは多くの韓国人に未来への希望を与えてくれた。

故・孫基禎氏は「1988ソウルオリンピック」で、聖火リレーの走者を務め、韓国人に感動を与えた。

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1936年に開かれたベルリンオリンピックのマラソン競技で、ゴールに飛び込む故孫基禎氏=聨合ニュース



冬季スポーツとしては、キム・ヨナが初めて2016スポーツ英雄となった。

キム・ヨナは、オリンピックだけでなく世界選手権・四大陸選手権・グランプリファイナルまで、全ての大会で優勝した。女子シングル選手としては初の「グランド・スラム」を達成し、韓国フィギュア歴史に名を刻んだ。

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‘去年11月に行われたスポーツ英雄名誉の殿堂入りの記念式で笑顔を見せるキム・ヨナ=大韓体育会



km137426@korea.kr