[ソン・バルグン、キム・ウニョン]
世界中に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ19)が拡大している中、文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足から3年を迎えた。
文大統領は、就任してから人を大事にする「人間中心の社会」を志向する基本方針を強調してきた。
文大統領がコロナ19対策として取った措置は、いわゆる「K防疫」だ。先進的で透明性を大切にする防疫を原則として提示してきた。韓国人を対象に危険を防止し、安全を守るため必要な措置を取っている。また、封鎖措置などは取らず、韓国人の自由と権利を保障している。
さらに、韓国人を帰国させるためチャーター機を海外に派遣し、不法残留している外国人もコロナ19感染を確認する検査を受けられるようにした。
海外メディアは、文政権の方針に注目しながら、文大統領について「大胆な決断力と先を見通す力の持ち主だ」とし、「国民の支持を得ている」と評価した。
また、平昌冬季オリンピックへの北朝鮮の参加を契機に開かれた3回の南北首脳会談にも注目した。特に2回の米朝首脳会談が開催されたことについて、文大統領が仲介役を見事に果たしたと報道した。
米経済誌のフォーブスは、南北による2018年の離散家族の再会については「韓国と北朝鮮が外交や政治問題より、人を最優先した出来事の一つだ」と報道した。