「韓国は訪れるたびに発展した姿で私を迎えてくれる」
かつて南アフリカ共和国(以下、南アフリカ)の空軍中尉として韓国戦争(=朝鮮戦争)に参戦したアントニオ・マイケル・ミュラー(Antonio Michael Muller、86)元南アフリカ空軍参謀総長がそう語る。彼は韓国戦争以来、2005年に初めて韓国を訪れ、2011年と今年にまた訪韓した。韓国戦争の停戦協定が結ばれてから63年が経った今、ミュラー将軍は移動手段として車椅子を使っている。しかし、国立ソウル顕忠院の顕忠塔で戦友だった韓国の参戦者への焼香の際には車椅子から立ち上がった。そして杖をつきながら、かつての戦友らに向かって挙手敬礼をした。
27日には「韓国戦争停戦協定および国連軍参戦の日」記念式に参加する。記念式ではフランス韓国戦争参戦協会のパトリック・ボードゥアン(Patrick Beauduin、63)会長に国民勲章「牡丹章」が、カナダから来た世界韓国戦争参戦郷軍連盟のジョン・ビショップ(John Bishop、85)会長に国民勲章「椿章」が、英国韓国戦争参戦協会のアラン・ガイ(Alan Guy、84)さんと豪州韓国戦争参戦者協会のヴィクター・アルバート・デイ(Victor Albert Dey、86)さんに国民褒章が授与される。また、ミュラー将軍と米国のデュアン・E・デューイ(Duane E. Dewey、84)さん、ベルギーのレイモン・ジョセフ・ヤン・ベーア(Raymond Jozef Jan Behr、82)さん、フィリピンのマキシモ・ヤング(Maximo Young、94)さんに太極武功勲章が贈られ、亡くなった米国のレイモンド・デービス(Raymond Davis)さんは代わりに孫に太極武功勲章が授与される。