文化

2024.06.24

河回別神グッタル遊びを観覧してから、記念撮影を行う「2023グローバル文化企画団アウルギ」の団員たち=2023年9月9日、安東、韓国国際文化交流振興院

河回別神グッタル遊びを観覧してから、記念撮影を行う「2023グローバル文化企画団アウルギ」の団員たち=2023年9月9日、安東、韓国国際文化交流振興院


[シャルル・オドゥアン]
[映像=コリアネット公式ユーチューブチャンネル]

文化体育観光部が韓国の文化遺産を外国人に紹介する「ユネスコ文化遺産探訪」の事業を、22日から11月まで8回に渡って行うと21日、明らかにした。

22~23日に外国人インフルエンサーと学生たちが、伽倻(カヤ)の歴史を知るために、慶尚南(キョンサンナム)道・金海(キムへ)と咸安(ハマン)にある伽倻古墳群を訪問する。伽耶古墳群は昨年9月に韓国の16番目のユネスコ世界遺産として登録された。

参加者は金海の大成(デソン)洞古墳群と金冠伽耶の始祖である首露(スロ)王陵を訪問し、伽耶時代に初めて作られた楽器である伽倻琴(カヤグム)を学ぶ。咸安末伊(マリ)山古墳群も訪問し、旧伽倻地区の天然沼地を活用して作った咸安蓮テーマパークを散策する。

文化体育観光部は探訪プログラムをさらに7回実施する。インフルエンサー、大使館や国際機関の勤務者、海外メディアの記者などの参加者たちは、7月にソウルで朝鮮王朝実録展示を観覧する。また、景福宮(キョンボックン)などで関連プログラムも体験する。8月には忠清南(チュンチョンナム)道・論山(ノンサン)にある遯巖(ドナム)書院が設けた朝鮮時代の教育文化を経験し、宗家の伝統儀礼についても学ぶ。

9月には慶尚南(キョンサンナム)道・陜川(ハプチョン)にある海印寺(ヘインサ)大蔵経板殿や江華(カンファ)にある支石墓の遺跡を見学する。続いて10月には、忠清南(チュンチョンナム)道・公州(コンジュ)・扶余(プヨ)と全羅北(チョルラプク)道・益山(イクサン)にある百済歴史遺跡地区を、慶尚北(キョンサンブク)道・安東河回村と聞慶(ムンギョン)セジェでは朝鮮時代の歴史について学ぶ。11月には全羅北道・淳昌(スンチャン)を訪れる。


文化体育観光部は、多様な活動や彼らが制作したコンテンツを紹介する映像を、コリアネットのユーチューブ(@GatewayToKorea)にアップロードする予定だ。

文化遺産探訪事業は、韓国に住んでいる外国人を対象に2014年から毎年行われている。韓国の文化遺産や歴史について発信し、韓国のイメージを高めるのに貢献したと評価されている。

参加の申し込みは「ユネスコ文化遺産探訪」のホームページ(www.heritageinkorea.kr)で可能だ。


caudouin@korea.kr