文化

2024.10.17

韓国文学翻訳院で開かれた韓国文学海外進出関係機関会議で発言する文化体育観光部のシン・ウンヒャン芸術政策官=16日、ソウル・江南区、聯合ニュース

韓国文学翻訳院で開かれた韓国文学海外進出関係機関会議で発言する文化体育観光部のシン・ウンヒャン芸術政策官=16日、ソウル・江南区、聯合ニュース


[シャルル・オデゥアン]

文化体育観光部は、ハン・ガンのノーベル文学賞受賞を機に、16日に韓国文学翻訳院で会議を開催すると発表した。韓国文学のすそ野を広げ、海外への進出を後押しする案を模索するためだ。

会議には韓国文学翻訳院、韓国文化芸術委員会、韓国出版文化産業振興院、韓国国際文化交流振興院などの関連機関や文学・批評関連民間協会と団体が参加した。

現在、進めている韓国文学の海外広報および出版支援事業、作家・出版関係者の国際交流支援事業などの点検を行った。また、今後の海外市場開拓に向けた必要事項について議論も行った。

文化体育観光部は意見収れんを経て、翻訳など、海外進出に向けた支援の予算を確保するよう努力すると明らかにした。翻訳出版支援事業に対する需要が年間30%以上増加している点、ハン・ガンのノーベル文学賞受賞により翻訳に対する需要がさらに増加すると予想される点に基づいた判断である。

来年の文化体育観光部の予算案を見ると、文学分野に対する予算は前年比7.4%増の485億ウォンだ。

韓国文学翻訳院の韓国文学翻訳出版支援事業の予算は前年比34.5%増の31億2000万ウォン、韓国文学海外紹介・広報に関する予算は前年比11%増の45億4000万ウォンを編成した。

韓国文学の著作権の取引を促すために、ロンドン図書展など、海外図書展に参加する際には支援をさらに拡大する。在外韓国文化院などの関連公共機関と協業し、韓国文学の海外ファンを増やしていく計画だ。

文化体育観光部のシン・ウンヒャン芸術政策官は「ハン・ガンは翻訳や国際交流など、1998年から2024年まで行われた計10億ウォンの製作支援によって、海外でも紹介されることができた」とし、「韓国文学のグローバル化に向けて韓国の作家に対する支援をさらに拡大していく」と話した。

caudouin@korea.kr