[パク・ヘリ]

尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が１０日から５泊７日間の日程で、トルクメニスタン、カザフスタン、ウズベキスタンを歴訪する。

尹大統領は今回の歴訪を契機に、中央アジア諸国との供給網協力を強化する一方、「Ｋ―シルクロード」の本格的な推進に乗り出す。

Ｋ―シルクロードとは、尹政権が「インド・太平洋戦略」「韓・東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）連帯構想」に続き、３番目に発表した地域戦略。アジアと欧州を結ぶ中央アジア地域との協力関係を一段階跳躍させる狙いがある。

尹大統領は１０日、トルクメニスタンを国賓訪問し、セルダル・ベルディムハメドフ大統領と首脳会談を行い、両国間の協力策を議論する。会談後、了解覚書（ＭＯＵ）の署名式や共同記者会見が行われる予定。

１１～１３日には、カザフスタンを国賓訪問する。朝鮮半島にルーツを持つ高麗人らを招き、懇談会を開く。１２日には、カスムジョマルト・トカエフ大統領と首脳会談し、戦略的パートナー関係の強化策について協議する。また、同日午後に予定されている韓・カザフスタンビジネスフォーラムでは、両国の経済人と話し合い、基調演説を行う。

１３～１５日には、ウズベキスタンを国賓訪問する。１３日、首都・タシュケントに到着した後は、１４日午前の公式歓迎式を皮切りに、シャフカット・ミルジヨーエフ大統領との首脳会談、協定及びＭＯＵ署名式、共同記者会見に臨む。

同日の午後には、韓国政府の支援で昨年オープンした、ウズベキスタン創業促進センターを訪問し、両国の未来世代と懇談する。１５日には、国連教育科学文化機関（ユネスコ）世界遺産に認定された古都サマルカンドを訪問した後、帰国の途に就く。

尹大統領は今回の歴訪を契機に、韓・中央アジア５カ国首脳会議を発足させる予定。カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギスの首脳らと来年、韓国で初の会議を開催する。

hrhr@korea.kr