海外事情

2024.06.17

共同声明に署名する尹大統領とウズベキスタンのミルジヨーエフ大統領=14日(現地時間)、ウズベキスタン・タシュケント、ジョン・ハン撮影

共同声明に署名する尹大統領とウズベキスタンのミルジヨーエフ大統領=14日(現地時間)、ウズベキスタン・タシュケント、ジョン・ハン撮影


[ソ・エヨン]

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領のウズベキスタン国賓訪問を機に、韓国が開発した高速鉄道・KTXが初めて海外に輸出される。

韓国の鉄道車両メーカー・現代ロテムは14日(現地時間)、ウズベキスタン鉄道公社と高速鉄道を供給する2700億ウォン(約306億円)規模の契約を締結したと発表した。

時速250キロ、動力分散式のKTX42両を供給し、42カ月間の維持・補修を提供する。

今回輸出されるKTX車両は、ウズベキスタンの首都タシュケントとブハラを結ぶ590キロの区間、開通予定のブハラ~ヒバ(430キロ)区間、ミスケン~ヌクス(196キロ)区間など、延べ1216キロの路線を走る予定。ウズベキスタン現地でも初めて導入される動力分散方式の高速鉄道であるだけに、従来の動力集中方式の高速鉄道より、輸送率が高く、交通に関する施設の改善に貢献するとみられる。

今年で導入20周年となったKTXの初輸出となる。KTXの世界市場への進出が期待されるという。

尹大統領は今回のKTX輸出を受け、「韓国独自の技術で開発した高速鉄道の初輸出」とし、「ウズベキスタン鉄道のインフラ改善に寄与すると同時に、両国の鉄道分野の協力拡大につながるだろう」と強調した。

xuaiy@korea.kr