社会

2024.06.14

警察庁は江陵市と共に10月から江陵市全域に「リアルタイム信号情報の収集・提供システム」を構築し、リアルタイム信号情報を提供する予定だと13日に明らかにした=警察庁

警察庁は江陵市と共に10月から江陵市全域に「リアルタイム信号情報の収集・提供システム」を構築し、リアルタイム信号情報を提供する予定だと13日に明らかにした=警察庁


[イ・ジヘ]

リアルタイム信号情報の収集・提供システムが段階的に拡大している中、江陵(カンヌン)市では10月から自動車を運転する際に、リアルタイム交通情報をナビゲーションで受信できるようになる。

警察庁は13日、江陵市庁で「リアルタイム信号情報の提供事業」を本格的に推進するための業務協約を江陵市と締結したと明らかにした。

警察庁は、江陵市と共に江陵市全域に「リアルタイム信号情報の収集・提供システム」を構築する。システムの構築が整う10月からは、リアルタイムで信号情報を提供する予定だ。運転者は、江陵市のどこにいても交通情報を受信できるようになる。

このシステムは、現場の信号コントローラーが交通情報をリアルタイムで警察庁の都市交通情報センターに送信する。そして、収集されたデータを道案内や自動車などに提供するという仕組みだ。

このシステムが適用されれば、信号機の残り時間をアプリケーションですぐに確認できるようになる。運行データを活用した協業走行も可能になり、自動運転車や屋外走行ロボットなどの安全な走行にも役立つと期待を集めている。

「リアルタイム信号情報の収集・提供システム」は大邱(テグ)をはじめとする釜山(プサン)、大田(テジョン)、済州(チェジュ)、清州(チョンジュ)、義王(ウィワン)、原州(ウォンジュ)など、地方自治体の一部の区間でテスト運用されている。都市全体にこのシステムの導入を推進するのは江陵が初めて。

警察庁のキム・ハクグァン生活安全交通局長は「デジタル化された信号情報は自動運転車など、未来の移動手段に必ず必要な要素だ」とし、「今後も日常の中に、安全な未来の移動手段が定着できるよう備えていく」と話した。

jihlee08@korea.kr