文化

2024.06.26

昨年のソウルブックフェアで、展示されている本を見る来場者=聯合ニュース

昨年のソウルブックフェアで、展示されている本を見る来場者=聯合ニュース


[キム・ヘリン]

韓国最大規模の本祭りとされる「ソウル国際ブックフェア」が26日、開幕した。 今年で66回目となる。

30日まで開催される今年のブックフェアのテーマは「フウイヌム」。フウイヌムとは、アイルランドの作家ジョナサン・スウィフトが書いた風刺小説「ガリバー旅行記」に登場する理想郷で、嘘や戦争のない完全な世界を象徴する。

18カ国・地域から122の出版社や出版関連団体、韓国からは350以上の出版社が参加する。図書展示や講演会など、450余りのプログラムが行われる。

今年の主賓国は、2012年にも主賓国だったサウジアラビア。ブックトークや図書展示、文化公演など、さまざまなプログラムを通じてアラビア文化を紹介するという。

英文学賞のブッカー賞の受賞者など、国内外の有名人や作家180人もブックフェアに参加する。

特に、2019年にアラビア作家としては初めてブッカー国際賞を受賞したオマーンの女流作家ジョハ・アルハルティ氏がブックフェアに参加する。韓国の小説家ウン・ヒギョン氏と二人で、人間の尊厳や自由について対談する予定。

今年のソウル国際ブックフェアの公式ポスター=大韓出版文化協会

今年のソウル国際ブックフェアの公式ポスター=大韓出版文化協会


kimhyelin211@korea.kr