政策

2019.06.19

趙潤済駐米韓国大使=聨合ニュース

趙潤済駐米韓国大使=聨合ニュース



[ソ・エヨン、イ・ギョンミ]

駐米国韓国大使館の趙潤済(チョ・ユンジェ)大使は18日、駐ワシントン韓国文化院で開かれた特派員懇談会で、物別れに終わったハノイ米朝首脳会談以来、こう着状態にある米朝対話について、「希望の兆しが見えてきた」と述べた。

同懇談会で、趙大使は、最近、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が米国のトランプ大統領に宛てた親書や故金大中(キム・デジュン)元大統領の妻である李姫鎬(イ・ヒホ)さんの死去の際に遺族側に伝達した弔辞に言及した。

また、「ハノイ米朝首脳会談以来、初の米朝・南北間の直接交流という点から肯定的動向」と強調した。

特に、中国の習近平国家主席の北朝鮮の平壌(ピョンヤン)訪問と、大阪で開かれる主要20カ国(G20)首脳会議をきっかけに開かれる韓中首脳会談と米中首脳会談に続き、今月末にソウルで開かれる韓米首脳会談に関しては、「韓米首脳が会って韓半島に関して話し合うため、非常に重要な会談になると予想する」とし、「韓米両国は今回の会談をきっかけにして再び米朝首脳会談、南北対話の再開へと繋がるよう最善を尽くす」と付け加えた。

韓米首脳会談の具体的な日程に関しては、「まだ調整中で、詳細が決まり次第発表される」とし、「これまで止まっていた韓半島外交の時計がもう一度動き出すようにベストを尽くす」と話した。

xuaiy@korea.kr