経済

2022.01.06

去年11月、米ニュージャージーで開かれた韓国食品博覧会の様子=農林畜産食品部

去年11月、米ニュージャージーで開かれた韓国食品博覧会の様子=農林畜産食品部


[キム・ハヨン、イ・ギョンミ]

農林畜産食品部と海洋水産部は5日、去年の農水産物・食品の輸出額が前年より15.1%多い113億6000万ドル(約1兆3160億円)を達成したと発表した。初の100億ドル超となる。

農林畜産食品の輸出額は85億4000万ドル(約9895億7480万円)、水産食品は28億2000万ドル(3267億6826万円)と、前年よりそれぞれ12.9%、22.4%増えた。

特に、伝統的な食品などのKフードの成長に注目が集まる。

キムチと高麗人参は、健康食への高い関心から前年に続き輸出が大幅に伸びた。

キムチの輸出額は1億5990万ドルと前年比10.7%増加し、最も多かった。高麗人参類も16.3%増えて2億6720万ドルを記録し、統計開始以来最高値となった。

キムチは日本・米国・欧州連合(EU)・英国で、高麗人参は中国・米国・ベトナムで人気だった。

世界的な人気を博しているK-コンテンツや韓流の影響で、即席ラーメン・ソース類・コメ加工品などの輸出も大幅に増加した。

即席ラーメンとソース類の輸出は、それぞれ11.8%、14.7%増加した6億7460万ドル、3億6570ドルとなった。

韓国政府が輸出目玉商品に指定したイチゴやブドウは、輸出の目標だった1億300万ドルを達成した。

水産食品も主力品目であるノリ、ツナをはじめ、かまぼこやカキなど、様々な品目の輸出が増えた。

のりは、114カ国・地域に輸出され、約7億ドルの輸出を達成した(2021年末の時点)。のりの場合、韓流の影響で認知度が高まり、これまでㅜオリの輸出先ではなかったポルトガルやキプロス、ブータンなどまで輸出されるようになった。

hayeounk8@korea.kr