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[イ・ギョンミ]
日本経済新聞は14日、日本経済研究センターが発表した資料を引用し、韓国の1人当たり名目国内総生産(GDP)が2023年には日本を上回ると伝えた。21年12月に公表した予測では、27年に逆転するとなっていたが、円安・ドル高などの影響で前倒しとなった。
同紙によると、日本の1人当たりGDPは、今年は台湾、来年には韓国を下回るという。
国際通貨基金(IMF)と国連によると、2021年時点で日本の1人当たりGDPは3万9583万ドル(約536万円)で、韓国(3万4940ドル)、台湾(3万2470ドル)よりそれぞれ13%、22%上回っていたという。
また、当初の予測より逆転の時期が前倒しになった主な原因としては為替を挙げた。今年は米国の急速な利上げを受け、円は米ドルに対して20%も下落した一方、ウォンと台湾ドルはともに同10%だった。
その上で、このような逆転は一時期ではないと同紙は報じた。「韓国と台湾は行政をはじめとするデジタルトランスフォーメーション(DX)で先行し、労働生産性の伸びで日本に差を付ける」と分析した。特に韓国は、2023年に台湾の1人当たりGDPを上回り、2035年まで東アジア1位を維持するとみられる。
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