韓国政府、約17億ドル規模の外平債の発行に成功=聯合ニュース
[テレシア・マーガレット]
韓国政府は、約17億ドル規模の外国為替平衡基金債券(外平債)を歴代最低の加算金利で23日に発行した。
企画財政部は同日、10億ドルと1100億円(約7億ドル)規模の外平債の発行に成功したと明らかにした。
これにより、韓国政府は今年、計34億ドル規模の外平債を発行した。上半期の14億ユーロに続き、ドルと円建ての外平債も発行し、年間発行を米ドル・ユーロ・日本円の3大基軸通貨ですべて完了させたのは史上初めてとなる。発行規模は1998年(40億ドル)以降、最大となった。
今回の外平債は、5年満期のドル建て債券10億ドルと、2年・3年・5.25年・10年満期の円建て債券1100億円で構成された。
韓国の外平債は、米国債に対して初めて10bp台という低い加算金利で発行され、韓国経済の基礎体力の成熟を示す一つの傍証となった。
加算金利は、発行国の経済基盤や対外信用度に対する投資家の評価を反映した指標だ。
韓国政府は、加算金利が歴代最低水準を更新したことについて、「最近の韓国経済の状況や政策の方向性に対する市場の肯定的な評価が反映された」と説明している。
企画財政部は、「今年のG3通貨建て外平債の発行成功が、韓国の外貨調達環境の改善に寄与するだろう」と述べた。
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