「世界の人々が語るキムチ」単行本の表紙=KOCIS
[ユン・ヒヨン、イ・ギョンミ]
文化体育観光部傘下の海外文化弘報院(KOCIS)は2日、農林畜産食品部と協業して「世界の人々が語るキムチ(KIMCHI IN THE EYES OF THE WORLD)」と題した単行本を発刊した。
この本には、韓国のキムチを愛する外国人たちの話をはじめ、キムチの味と効能、2013年にユネスコの無形文化遺産に登録された「キムジャン(キムチづくり)文化」、韓国がキムチを通して世界とつながっていく様子など、さまざまな内容が盛り込まれている。
専門家からの寄稿、駐韓外国大使館で行われたキムチ作り、コリアネットの名誉記者団が書いたキムチに関するコンテンツ、海外にある韓国文化院で行われたキムチイベント、キムチを取り上げた海外メディアのニュース、キムチに関する質疑応答。計6つの項目からなっている。
イギリス出身のフードコラムニストであるティム・アルパー氏は、コリアネットへの寄稿文の中で、韓国のキムチは「絆の味」だと表現した。
18人のコリアネット名誉記者らは、キムチに接するようになったきっかけや好きになった経験、キムチで作る料理など、キムチに関する様々な内容を文・写真・漫画などのコンテンツに制作した。
質疑応答では、韓国伝統料理であるキムチが中国のパオチャイとどう異なるのかが説明されており、キムチに関する正確な情報が得られる。
さらに、最近、世界的に高待っている韓国語への関心を考慮し、ハングルの教材としても活用できるよう、韓国語と英語で併記されている。
海外文化弘報院の朴正烈(パク・チョンリョル)院長は「この本を通じて、さらに多くの国で韓国のキムチを体験し、その中に込められた文化的価値を共有してもらいたい」と述べた。
各国の韓国文化院、駐韓外国大使館などに配布され、海外文化弘報院とコリアネットのホームページから見ることができる。
(
https://www.kocis.go.kr/ebook/ecatalog5.jsp?Dir=374)
hyyoon@korea.kr