「ネイバー地図」アプリでルートを検索する様子=5日、ソウル、コ・ウンハ撮影
[コ・ウンハ]
韓国を訪れる外国人観光客は、グローバルアプリケーションの利用だけでなく、ネイバー地図やパパゴといった韓国のアプリケーションもよく利用していることが分かった。
文化体育観光部と韓国観光公社は5日、このような内容が盛り込まれた「主要旅行アプリ動向及び利用現況調査」の結果を発表した。昨年10~12月、国内外の旅行アプリを分析した内容や、空港・鉄道駅などで外国から来た人を対象に行った旅行アプリの利用に関するアンケート調査・インタビュー内容を分析した。
韓国旅行中にグローバルアプリより韓国アプリを利用する理由として、現地に特化している韓国アプリならではの利便性や高い正確度、最新版の情報であることなどが挙げられた。
調査結果によると、訪韓する前と訪韓した後は、グローバルアプリの利用率(訪韓前99.8%、後91.6%)が韓国アプリの利用率(訪韓前69.4%、後9.5%)より高かった。
韓国を訪れる前のアプリ利用率を見てみると、インターネット上だけで取引を行う旅行会社(OTA)の場合はブッキングドットコム(27.8%)やアゴダ(27.0%)、SNSの場合はインスタグラム(22.8%)やユーチューブ(12.6%)、検索サイトの場合はグーグル(43.8%)の利用率が比較的高かった。
韓国旅行が終わった後も、旅行の感想や旅行に関する内容を投稿するため、「インスタグラム」「フェイスブック」などのグローバルSNSアプリを利用した。
しかし、韓国に滞在中は、韓国アプリ(91.7%)とグローバルアプリ(89.9%)を同時に利用することが分かった。ルート検索アプリは、ネイバー地図(56.2%)やグーグルマップ(33.9%)の利用率が高かった。通訳・翻訳アプリは、パパゴ(48.3%)やグーグル翻訳(23.0%)が、SNSはインスタグラムの利用率が高いことが分かった。
特に、日本や東南アジアからの観光客、首都圏以外の地域を訪れる人、市内バスや徒歩で移動する人などが韓国アプリを利用する割合は、95%以上だった。
同部は、「韓国のアプリは、公共交通機関の出発・到着時間、乗り換えに最適な乗車位置など、詳しい情報を提供しているため、公共交通機関を多く利用する観光客であるほど利用率が高い」と分析する。
訪韓中の旅行アプリの利用満足度は、100点満点のうち89.5点で、韓国アプリ(89.9点)、グローバルアプリ(89.3点)だった。韓国を旅行する際に使って満足したアプリは、ネイバー地図(27.8%)、パパゴ(9.9%)、グーグルマップ(6.3%)の順だった。
shinn11@korea.kr