「イカゲーム」シーズン2のセット。OX表示が目を引く。.
[大田=イ・ギョンミ]
[写真=ネットフリックス]
ピンク・イエロー・グリーンなど、カラフルな迷路階段。思っていた以上に濃い色合いに「わ~!」という感嘆の声が出た。「イカゲーム」と言えばすぐに思い浮かぶリコーダー曲がセット場内に流れ、まるでゲームの参加者になったような気分だった。
さらに広くなった空間の中、壁に沿って鉄製のベッドがびっしりと並んでいる。3ラウンドのゲーム撮影がすでに終わり、最初は456台あったベッドは、今となっては100台ぐらいしか残っていない。そして、床に大きく書かれているOとXのマーク。青のOボタンと赤のXボタンのうち、どちらを押せば生き残れるのだろうか。
世界的に大ヒットした米動画配信大手ネットフリックスの韓国ドラマ「イカゲーム」のシーズン2が撮影されたセットの一部が11日、公開された。ネットフリックスからの招待で報道陣が撮影現場を訪れたのは、昨年12月7日。11カ月が過ぎてからようやく報道解禁となった。
セットお披露目会ではかなり厳しいセキュリティチェックが行われた。報道陣は、この日に見たこと、聞いたことを絶対に明かさないという誓約書を書いた。また、スマートフォンのカメラにはセキュリティシールを貼り、用意された袋に入れた後、セット内に入ることができた。ネットフリックスは、「シーズン2を待ち望んでいる世界中の視聴者がもっと楽しくドラマを満喫できるよう、報道解禁日を必ず守ってほしい」と呼びかけた。
撮影現場でのファン監督
迷路階段の奥から登場したファン監督は、「私が作った作品が話題になったことはあるが、作る前からこんなに世の中から注目を浴びるのは初めて」とし、「とても不思議で、非常に気まずい。すごくプレッシャーも感じる」と言いながらも、笑顔を見せた。
シーズン2では、各ゲームが終わるたびにOXを選択する投票を行い、参加者にゲームを止めて脱退を決めるチャンスを与える。世界各地で繰り広げられている戦争、格差社会、ジェンダー間の対立などからモチーフを得たというファン監督。「OXの選択によって群れが分かれ、その中で葛藤が生じるような仕掛けを施した」とし、「最近、『分ける』ことが多いが、OXでお互いを区別することがシーズン2の重要なテーマだ」と説明した。
ゲームの参加者らが寝泊りする宿舎には、ファン監督が説明した「区別」がよく表現されていた。LED照明でOとXがマークされており、OとXの間に赤と青の線が長く描かれているのが印象的だった。
セット制作担当のチェ・ギョンソン美術監督は、「OXは、あなたと私は違うという『対立の始まり』」とし、「社会的な理念を表し、世界でも通じる赤と青を選択した」と話した。
復讐のために再びゲームに参加する主人公ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)とフロントマン(イ・ビョンホン)の対決。「イカゲーム」シーズン2は、12月26日に公開される。
「イカゲーム」シーズン2に登場する迷路階段は、前編と同じ色とデザインで作られた。ただ、その規模はさらに大きくなっている。
km137426@korea.kr