20日から来年の2月2日まで、特別展「宮廷料理、尊敬と分かち合いの食卓」が開かれる。
[キル・ギュヨン]
[写真=国立古宮博物館]
朝鮮時代の宮廷料理について特別展が開かれる。
国家遺産庁は19日、ソウル・鍾路(チョンロ)区にある国立古宮博物館で20日から来年の2月2日まで、特別展「宮廷料理、尊敬と分かち合いの食卓」を開くと発表した。
展示では宮廷料理に関する記録や絵画、器、調理道具など、200点余りの遺物をはじめ、水刺床(スラサン、王と王妃のお膳を指す言葉)の模型を披露する。
第1部では、民が真心を込めて作った進上品が、熟手(スクス、宮廷料理人)の手を経て、王の食卓に上がる過程について紹介する。王の食事を作る台所を表す「水刺間」の看板や、宮廷料理人たちが料理をする姿が描かれた絵、宮殿の調理道具や食器が置かれた台所などを見ることができる。
第2部のテーマは、1892年に高宗(コジョン)即位30周年と41歳の誕生日を祝うために景福宮(キョンボックン)で開かれた宴だ。宮廷料理文化財団が再現した模型と儀軌が展示される。
この他、宮廷料理をテーマにしたメディアアートや「自分ははどんな王様かな」、「好きな食べ物でわかる性格」、「宮廷料理作り」など、様々な映像を通して体験できるコーナーも設けられた。
国立古宮博物館は、「今回の特別展をきっかけに、宮廷料理はもちろん、王室が残した遺産の価値を国内外に積極的に発信する」と明らかにした。
特別展「宮廷料理、尊敬と分かち合いの食卓」の公式ポスター
gilkyuyoung@korea.kr