ソウル市にある広蔵市場の名物「麻薬キンパ」=Korea.net DB
[東京=村山公子(日本)]
今年6月から観光目的での韓国訪問が可能になりましたが、当面の間はビザ(査証)申請が必要です。まだコロナ禍以前のように簡単に行ける状況ではありませんが、少しずつですが、緩和されてきているのは嬉しいですね。韓国に行きたいけど、まだまだ簡単に行けない状況。そこでお家で韓国気分を味わいたい!という方にお勧めの韓国料理をご紹介したいと思います。
韓国料理の定番料理と言えばキンパを思い出す方が多いのではないのでしょうか。最近はコンビニでも見かけたり、冷凍キンパも売っているので、日本でも身近なものになりつつあります。日本の太巻きに似ていますが、ご飯は酢飯ではなく、ごま油、塩で味付けしてあり、具材は人参、ほうれん草、卵、ソーセージ、沢庵、ツナなどが入っています。韓国ではコンビニやキンパの屋台、プンシクと呼ばれる軽食が食べられるお店で食べることができます。子どもの頃には遠足に持っていったりなど小さい頃から食べられている国民食です。
おうちで作ったコマキンパ=村山公子撮影
そんなキンパには「コマキンパ(꼬마깁밥)」という小さいキンパがあるのをご存じですか?「コマ(꼬마)」は「小さい」、「キンパ(김밥)」は「海苔巻き」の意味。食べ出すと止まらなくなることから、広蔵市場(광장시장 クァンジャンシジャン)では「麻薬キンパ」(마약깁밥)と呼ばれ、元祖のお店(「모녀깁밥」モニョキンパ)があることでも有名です。具材はキンパとほとんど同じですが、2,3口で食べられる大きさで、そのままでも食べますが、コマキンパはカラシソースに付けて食べることも多いです。辛いものが苦手な方には私が考案したハニーマスタードソースもお勧めです。小さいのでキンパよりも手軽に作れるのも良いところ!そんな手軽に作れるコマキンパの作り方をご紹介したいと思います。
【コマキンパの材料】
2人分 計12本分
ご飯 300g (味付け:ごま油大1、塩少々、ゴマ小1)、人参 1本、卵 2個、たくあん 適量(10㎝長さ半分)、
スパム 1/2缶、カニカマ 8本、海苔 3枚、ごま油、ゴマ適量
【カラシソースの材料】
練り辛子 大1、醤油 大1/2、酢 大1、砂糖 大1/2、
ニーマスタードソース、ハニーマスタード大2、•酢大 大1
基本的な具材は上記ですが、自分の好きな具材でアレンジしてもOKです。
コマキンパの材料と作る過程=村山公子撮影
【作り方】
1. ソースはそれぞれ混ぜておく。
2. ご飯は熱いうちにAを加えて良く混ぜる。
3.人参は千切りにし、ごま油を引いたフライパンで、塩少々を振りしんなりするまで炒める。
4.卵は塩少々加え良く混ぜて油を引いたフライパンで薄焼き卵を作り、細切りにする。
5. 沢庵、スパムは海苔より少し大きめに切り、スパムはフライパンで炒めておく。カニカマは裂いておく。海苔は4等分に切っておく。
6. 海苔の上にご飯を少量おき、好きな具材をのせ巻いていく。
7. 巻き終わったらごま油を塗り、仕上げにゴマを振る
巻く際のポイントはなるべくご飯は少なめに!具材は少し出して巻くと、色合いが綺麗に見えるので見た目も綺麗です。
自分で作ったコマキンパ=村山公子撮影
韓国旅行に行きたいけど、まだちょっと先かなと思っている方!コマキンパを作ってパーティーや渡韓ごっこをしたり、ピクニックに持って行ったりなど韓国気分を味わってみてはいかがですか?
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
km137426@korea.kr