政策

2020.07.17

WTOの事務局長選挙に立候補した産業通商資源部の兪明希・通商交渉本部長=16日、スイス・ジュネーブ、聯合ニュース


[キム・ミンジ、キム・ウニョン]

世界貿易機関(WTO)の事務局長選挙に立候補した産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長は16日(現地時間)、スイス・ジュネーブのWTO本部で開催中の一般理事会で所信表明演説をした。危機に直面したWTOの体制を整備し、自分の経験と専門性を活かして、信頼を回復したいとの考えを示した。

兪さんは、貿易摩擦とパンデミック(感染症の世界的大流行)が世界的な危機を引き起こし、財・サービスの円滑な流れを保障するというWTOの本来の目標を脅かされていると指摘した。

その上で、WTOがより適切で、回復力があり、対応力を持つ機関としてよみがえり、世界中から信頼を回復する必要があると述べた。また、開放的な貿易を後押しする中心的な役割を維持するためには、持続可能性と包容性を強化し、敏感に対応すべきであると強調した。

候補者の絞り込みは、加盟国の意見を踏まえながら進められることになっており、今年11月までの選出を目指している。

kimmj7725@korea.kr