政策

2023.06.07

国連安全保障理事会の会議場=聯合ニュース

国連安全保障理事会の会議場=聯合ニュース


[チョン・ジュリ]
[映像=国連YouTubeチャンネル]

国連総会は6日(現地時間)、安全保障理事会の非常任理事国10カ国のうち5カ国を決める選挙を実施し、アジア太平洋枠から韓国が選ばれた。

米ニューヨークの国連本部で行われた今回の選挙には、国連に加盟している192カ国が参加し、韓国は180票を獲得した。来年1月1日から2年間の任期を務める。韓国が非常任理事国を務めるのは今回が3回目。1996~1997年に初めて非常任理事国として活動し、2013~2014年にも選出された。

国連の安保理は、5つの常任理事国(米国、英国、フランス、ロシア、中国)と、任期が2年で地域別に割り当てられた10の非常任理事国で構成される。非常任理事国は毎年5カ国ずつ改選される。非常任理事国は、拒否権はないものの、安保理決議で常任理事国と同じ地位を持つ。

今回の選挙で、アジア太平洋枠からは韓国が、アフリカの2枠からはアルジェリアとシエラレオネ、中南米からはガイアナ、東欧からはスロベニアが選ばれた。

選挙を受け、外交部は、「韓国は1991年に国連に加盟して以来、2001年の第56回国連総会では議長国に選出された。2006年には韓国人事務総長が選出され、2011年に再選を果たすなど、国連において速いスピードで役割と貢献する力を拡大している」とした。その上で、「現在、国連正規及び平和維持活動予算への財政的貢献は、世界9位のレベル」とした。

大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官は7日、「国際社会の自由、平和、繁栄に寄与するグローバル中枢国のビジョンを実現する上で非常に重要な契機になるだろう」とし、「朝鮮半島問題の当事者として北朝鮮の核・ミサイル開発脅威への安保理対応に積極的に参加し、必要な措置を取るにおいても我々が参加する機会になるだろう」と期待を示した。



etoilejr@korea.kr