政策

2023.06.27

「満年齢統一法」について説明する李法制処長=26日、ソウル、聯合ニュース

「満年齢統一法」について説明する李法制処長=26日、ソウル、聯合ニュース


[ユン・ソジョン]

法制処は26日、「満年齢統一法」が28日から施行されると発表した。

韓国には、年齢の数え方が3種類ある。「満年齢」は、生まれた時を0歳とみて、誕生日を迎えるごとに1歳を加算する方式。これまでよく使われていた「数え年」は、生まれた年に1歳とし、新年を迎えるごとに1歳を加算する方式。「年年齢」は、現在の年度から出生年度を引く方式。

満年齢統一法が施行されると、法令、契約書、公文書などに表示される年齢は、満年齢となる。

ただ、就学年齢、酒類・たばこの購入、兵役の義務、公務員試験の受験で使われる年齢は、満年齢を適用しない。

金融取引をする上での変化はない。金融監督院は昨年末、すでに「金融取引関連の規定は『満年齢』を基準としているだけに、金融業務や消費者に与えられる影響はない」としている。

保険業界で使われる「保険年齢」にも変わりはない。保険年齢は、保険契約日が直前の誕生日から6カ月が経っていない場合には満年齢を適用し、誕生日から6カ月以上が経っていれば1歳を加算する方式だ。

李完揆(イ・ワンギュ)法制処長は記者会見で、「『満年齢統一法』はこれまで年齢基準の混用によって発生した不要な社会的コストを大幅に削減する効果がある」と説明した。

hrhr@korea.kr