政策

2025.08.07

写真は、昨年、金浦国際空港を通じて入国する中国人観光客の様子=2024年12月27日、聯合ニュース

写真は、昨年、金浦国際空港を通じて入国する中国人観光客の様子=2024年12月27日、聯合ニュース


[キム・ソナ]

韓国政府が、来月末から中国人団体観光客のビザなし入国を一時的に許容する。韓国への観光の需要を拡大し、地域経済の活性化するための措置であると分析される。

国務総理室は6日、政府ソウル庁舎でキム・ミンソク国務総理の主宰で開かれた「観光活性化ミニ政策TF」会議の結果を発表した。政府は9月29日から2026年6月30日まで中国からの団体観光客のビザなし入国を許可すると決めた。

昨年11月、中国政府は韓国国民のビザなし入国を許可したことがある。その後、韓国政府は中国人団体観光客対象のビザなし政策の施行を決め、関係省庁間の協議を進めてきた。

韓国政府は「韓国への観光が急速に回復している。ビザなし入国が施行されれば、訪韓をさらに促し、地域経済の活性化につながるだろう」と説明した。

国際会議に参加する外国人の入国における利便性も向上させる。現在、政府は国際行事などで訪韓する主要外国人を対象に、「ファストトラック」をテスト運営中だ。対象者を従来の「500人以上のイベントに参加する者」から、「300人以上のイベント」へ緩和する方針だ。

医療観光の活性化に向けた制度的支援も拡大する。医療観光の誘致において優秀である機関を指定する際の基準として「外国人患者の誘致実績」を追加し、特典を提供する計画だ。

sofiakim218@korea.kr