「2025APEC CEOサミット」開幕式で、特別講演者として演説する李大統領=29日、慶州、大統領室提供
[慶州=ソ・エヨン]
「2025APEC CEOサミット」が29日、慶州(キョンジュ)で正式に開幕した。
この日の午前、慶尚北道・慶州(キョンジュ)芸術の殿堂「花郎(ファラン)ホール」で開かれた開幕式に、李在明(イ・ジェミョン)大統領が特別講演者として登壇し、「APECの議長国として、危機に立ち向かう多国間協力の道を先導する」と述べた。
李大統領は「保護貿易主義や自国優先主義が広がる中で、協力や共生、包摂的成長といった言葉が虚しく響くこともある」と述べた上で、「しかし、こうした危機の時こそ、連帯のプラットフォームであるAPECの意義が一層際立つ」と強調した。
李大統領は演説で、人工知能(AI)を革新の中核と位置付けるとともに、供給網協力にも重点を置いた。「『みんなのための人工知能』というビジョンがAPECのニューノーマルとして定着することを期待する」と述べた。さらに「韓国は今回の首脳会議で『AIイニシアチブ』を提案する予定だ」と語った。
「2025APEC CEOサミット」の基調演説者として登壇したBTSのリーダー、RM=29日、慶尚北道・慶州、聯合ニュース
同日午後、BTSのリーダー、RMも慶州を訪れ、K-POP歌手としては初めて「APEC CEOサミット」の基調演説者として登壇した。
「APEC地域内の文化創造産業とK-カルチャーのソフトパワー」をテーマに演説したRMは、「生まれ育った韓国でアジア太平洋地域の指導者たちにメッセージを伝える機会を得て光栄だ」と述べ、「APECの議題に文化産業が初めて含まれたことは、意義深く誇らしい」と語った。
さらにRMは「K-POPの目覚ましい成功は、文化的多様性と創意性こそ人類の最大の潜在力であることを示している。国境はなく、成長の限界もない」と述べた。そして「この時代のクリエイターでありアーティストとして、この場を借り、APECのリーダーや貴賓の皆さんに、世界中の多くのクリエイターが創意性を発揮できるよう、財政的支援をお願いしたい」と訴えた。
今年の「APEC CEOサミット」は、セッション数や登壇者数、参加する首脳クラスの関係者数のいずれもが過去最大規模となる。ドナルド・トランプ米大統領を皮切りに、インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領、日本の高市早苗首相、ベトナムのルオン・クム国家主席ら海外首脳も順に演説する予定だ。エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、31日午後に行われる閉会式で最後の講演者として登壇する予定である。
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