科学技術

2022.08.02

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月探査衛星「タヌリ」を点検する関係者ら=韓国航空宇宙研究院


[カン・ガヒ]

韓国初の月探査衛星「タヌリ」が5日、米国フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地で打ち上げられる。科学技術情報通信部が2日、公開した。

本来は3日を予定したが、打ち上げを代行する米国の民間宇宙企業「スペースX」がタヌリを載せる「ファルコン9」を点検し、追加の作業が必要であることが確認され、延期された。

「タヌリ」が月の軌道に投入されれば、韓国はロシアや米国、日本に次いで世界7番目の月探査国となる。

「タヌリ」は打ち上げ前の点検を終えて、空軍基地内の組立試験棟で「ファルコン9」への搭載のため、待機している。打ち上げに成功すれば、「タヌリ」は、高度約100キロを周回し、地球と月の重力を利用する方式で12月に月の軌道に投入される予定。

将来の月面軟着陸技術開発に向けたデータを収集し、宇宙情報技術を確認することを目標とする。打ち上げは国立果川科学館のユーチューブで確認できる。

kgh89@korea.kr