韓国への移民者の増加率が昨年、OECD加盟国のうち2位を記録した。写真は、漢陽大学校ソウルキャンパスで「2024漢陽グローバルフェア」を楽しむ外国人留学生たち=6月、ソウル、漢陽大学校公式フェイスブック
[ユン・ソジョン]
韓国はOECD加盟国のうち、昨年の移民者の流入増加率が2番目に高い国だった。
短期で投入される季節労働者の流入や韓流ブームによる影響だと分析される。
OECDが14日(現地時間)に発表した報告書「国際移住展望」によると、昨年OECD加盟国38カ国に永住権を得て移民した人は650万人で、過去最多を記録した。OECDは特に、短期の労働者や難民申請者の増加率が高かったと説明した。OECDの移民者の集計には市民権や永住権を得て定着した人数だけでなく、難民や留学生、短期の就業者も含まれる。韓国は90日を超えて滞在する登録外国人の数を毎年OECDに報告している。
前年比昨年の移民者数が最も多く増加した国は英国だ。2022年は48万8400人だったが、昨年は52.9%増の74万6900人と集計された。韓国への移民者は2022年に5万7800人だったが、昨年は50.9%増の8万7100人を記録した。伸び率としては、英国に次いで2番目に高い。オーストラリア、ニュージーランド、米国、ギリシャなども昨年の移民者の流入が大幅に増えた。
OECDは昨年、移民者数の増加率が史上最多を記録した理由として、短期労働者の増加に注目した。OECDは昨年、季節性労働者数が前年比6%増の44万6000人を記録した米国と前年比212%増の2万5500人を記録した韓国を挙げた。
朝鮮日報などの主要メディアは、韓流ブームの影響で外国人留学生の数が増えたことも、韓国への移民が増加した理由の一つだと分析した。
今年8月、韓国観光公社の韓国観光データラボによると、留学や研修のために韓国を訪れた外国人の数は、上半期基準で初めて20万人を超えた。コロナ禍になる直前である2019年下半期には、約19万1000人だったが、翌年の下半期には8万8000人に急減した。しかし、KーPOPや韓国ドラマなど、韓流ブームの影響により韓国語や韓国文化に対する関心が高まり、回復傾向を見せていた。昨年下半期には17万8000人に急増した。
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