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秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場 第131回公演
「星をかすめる風」
原作=イ・ジョンミョン「星をかすめる風」鴨良子訳(論創社刊)
脚本・演出=シライケイタ
美術=乘峯雅寛
照明=阿部康子
音楽=加藤史崇
音響=佐久間修一
衣裳=宮岡増枝
映像=浦島啓
演出助手=池田咲子
舞台監督=松橋秀幸
宣伝美術=小田善久
イラスト=鈴木理子
製作=福島明夫
沼田朋樹
製作助手=郡司望帆
企画協力=論創社
出演
葛西和雄
広戸聡
板倉哲
大木章
島本真治
北直樹
中川為久朗
高山康宏
岡山豊明
矢野貴大
塚原正一
星野勇二
林田悠佑
安田遼平
藤代梓
傍島ひとみ
小切伊知子
■後援:新宿区教育委員会
■あらすじ
終戦間際の福岡刑務所。看守の杉山が何者かに殺され、若い看守、渡辺は杉山を殺した犯人捜しを命じられる。聴取を進めていた渡辺は、日本名「平沼東柱」こと「尹東柱(ユン・ドンジュ)」という若い詩人が関係していると確信する。はたして、この人物は何者なのか?杉山を殺したのは一体誰なのか?事実を明らかにした渡辺の前に、意外な真実が待っていた…。
■開催趣旨
この作品は2020年9月に公演し、実在した韓国の国民的詩人、尹東柱(ユン・ドンジュ)が終戦間際、福岡刑務所で27歳の若さで獄死するまでの最後の日々を描いた創作劇です。原作は韓国の作家イ・ジョンミョン氏の同名小説で、2012年、出版されるや否や瞬く間にベストセラーとなり、2017年に世界の出版界でも権威のあるイタリアの「バンカレッラ賞」を受賞しました。戦争中の刑務所という極限状況の中で、囚人と看守が詩や文学、音楽などの芸術を通じて心を通わせていく姿を、演出家シライケイタ氏(日韓演劇交流センター会長)が壮大なファンタジーとミステリードラマ仕立てに創りあげました。
芸術は生きる力であり、人間が人間らしく生きていく上で、不可欠なものであることを、作品を通じて再認識できる公演となるよう、そして私たちは、過去の歴史の事実と向き合い、ユン・ドンジュの詩が国を越え、友好の架け橋となればとの希望も込め、今一度上演いたします。
■韓国と青年劇場
これまで青年劇場は韓国に関わる舞台作品を10作品460ステージ上演してきました。1979年「クイズ婆さんの敵」に始まり、2002年は韓国世宗文化会館小劇場にて「17才のオルゴール」を上演しました。2005年には「銃口―教師・北森竜太の青春」を韓国巡演として唐津、広州、水原、ソウル、昌原、釜山、咸安、麗水、梁山、順天、木浦、光州、晋州、済州の14ヶ所、24ステージを上演し、日韓の演劇活動を継続してきました。
■公演期間
2023年9月8日(金)~17日(日)
9月 | 8(金) | 9(土) | 10(日) | 11(月) | 12(火) | 13(水) | 14(木) | 15(金) | 16(土) | 17(日) |
14:00 | ― | ● | ● | 休 演 日 | ● | ● | ● | ― | ● | ● |
18:30 | ― | ― | ― | ― | ★ | ― | ★ | ― | ― | |
19:00 | ☆★ | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |