韓国文化院


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■開催趣旨:
 2025年は日本と韓国が「日韓基本条約」を締結し、国交正常化してから60周年の節目となります。 
 公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団は、2025年3月に、この節目を記念し、日韓のさらなる友好関係の発展と平和が続くことを願い、名誉音楽監督チョン・ミョンフンのもと、韓国を代表するオーケストラKBS交響楽団と両国を代表する若き才能をソリストに迎え、東京とソウルの2都市で合同オーケストラによる特別演奏会を開催します。
 本公演を発案し、指揮をつとめるのは韓国出身の世界的指揮者で東京フィル名誉音楽監督/KBS響桂冠指揮者、マエストロ チョン・ミョンフン。アジアが生んだ世界的マエストロの指揮のもと、日韓二つのオーケストラのメンバーが一つのオーケストラとして結集し、音楽を通じた二つの国のコラボレーションを実現します。

■日時・会場
2025年3月2日(日)14:00開演(13:15開場) 東京オペラシティ コンサートホール
 
■出演
指揮:チョン・ミョンフン(東京フィル 名誉音楽監督/KBS響 桂冠指揮者)
ピアノ:ソヌ・イェゴン*、五十嵐薫子*
管弦楽:KBS交響楽団&東京フィルハーモニー交響楽団 合同オーケストラ
 
■プログラム
モーツァルト/2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K365
(ピアノ:ソヌ・イェゴン、五十嵐薫子)*
マーラー/交響曲第1番『巨人』ニ長調
 
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団、KBS交響楽団
特別協賛:株式会社ロッテホールディングス
 
■チケット料金(税込・全席指定)
SS席15,000 S席10,000(¥9,000) A席8,500(¥7,650) B席7,000(¥6,300) C席5,500(¥4,950)
()内=東京フィルフレンズ料金
 
■チケット発売日
最優先発売日(東京フィル賛助会員・定期会員様対象) 12月14日(土)10:00~ ※東京フィルチケットサービスへのお電話のみ
優先発売(東京フィルフレンズ会員対象)  12月21日(土)10:00~ ※東京フィルチケットサービスへのお電話のみ
WEB優先発売  12月21日(土)10:00~2025/1/6(月)23:59 ※東京フィルWEBチケットサービスからの購入でどなたでも1割引き
一般発売日 2025/1/7(火)10:00~ ※東京フィルチケットサービス、各種プレイガイドで一斉発売
 
■チケット問合せ・お申込み
[最優先/優先発売日以降]
東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(平日10:00~18:00/土日祝・年末年始休/発売日12/14(土),12/21(土)のみ10:00~16:00営業)
 
[WEB優先発売日以降]
東京フィルWEBチケットサービス https://www.tpo.or.jp/ (24時間対応・座席選択可)
[一般発売日以降]
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ https://t.pia.jp/【Pコード: 285-791】
イープラス http//eplus.jp

■後援(予定):
外務省、日本政府観光局(JNTO)、駐日韓国大使館 韓国文化院            

■出演者プロフィール
チョン・ミョンフン 指揮 Myung-Whun Chung, conductor
東京フィルハーモニー交響楽団 名誉音楽監督/KBS交響楽団 桂冠指揮者
 韓国ソウル⽣まれ。マンネス⾳楽学校、ジュリアード⾳楽院でピアノと指揮法を学ぶ。1974年チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部⾨第2位。その後ロスアンジェルス・フィルにてジュリーニのアシスタントとなり、後に副指揮者。ザールブリュッケン放送響⾳楽監督および⾸席指揮者(1984〜1989)、パリ・オペラ座バスティーユ⾳楽監督(1989〜1994)、ローマ・サンタチェチーリア管⾸席指揮者(1997〜2005)、フランス国⽴放送フィル⾳楽監督(2000〜2015。現在は名誉⾳楽監督)、ソウル・フィル⾳楽監督(2006〜2015)、シュターツカペレ・ドレスデンの⾸席客演指揮者(2012〜)など歴任。1997年に本⼈が創設したアジア・フィルの⾳楽監督も務める。2022年6⽉、イタリア共和国功績勲章であるグランドオフィサーの称号を⻑年にわたるイタリアの⽂化発展への貢献に対して受勲。2023年3⽉、イタリア・ミラノのスカラ・フィルハーモニー管弦楽団として初めての名誉指揮者に就任した。
 2001年東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任、2010年より桂冠名誉指揮者、2016年9⽉に名誉⾳楽監督に就任。ピアニストとして室内楽公演に出演するほか、アジアの若い演奏家への⽀援、ユニセフ親善⼤使、アジアの平和を願う活動など多岐にわたり活躍している。
 
ソヌ・イェゴン ピアノ
「クリーンで、エネルギッシュで、恍惚としていた」 -ニューヨーク・タイムズ
「技術的な素晴らしさと芸術的な感性で観客を圧倒」 -ワシントン・ポスト
 第15回ヴァン・クライバーン国際コンクールの優勝者、1989年韓国生まれのソヌ・イェゴンは、“楽器を意のままに操る技術と表現力”(サンフランシスコ・エグザミナー紙)と、ヴィルトゥオーゾとして高く評価されており、自身は「音楽の真実と純粋な美しさを追求し、深い感情を聴衆に伝えたい」と語っている。
 ソリストとして、これまでミュンヘン・フィル(ゲルギエフ指揮)、ベルギー国立管、デンマーク王立管(トマス・セナゴー指揮)、フォートワース響(レナード・スラットキン指揮)、ボルティモア響(マリン・オールソップ指揮)らと共演の他、KBS交響楽団(ヨエル・レヴィ指揮)とのヨーロッパツアー、パリ室内管弦楽団(J. P. ヴァレーズ指揮)、KBS交響楽団(J.v.ズヴェーデン指揮)の韓国公演にも出演。
 日本では、2013年の仙台国際音楽コンクール優勝を機に、仙台フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団等と共演。
 リサイタルでは、カーネギーホール(ワイルホール)、ウィグモア・ホール、サル・コルトー、ゲヴァントハウス、エルプフィルハーモニー他、韓国、ヨーロッパ、アメリカ全土、クモ・アシアナ財団主催によるコスタリカ、グアテマラ、パナマツアー等各地で演奏をしている。室内楽におけるアンサンブル能力も高く評価されており、エルサレム弦楽四重奏団、ブレンターノ弦楽四重奏、ニューヨークフィル四重奏団等と共演。リンカーンセンターの室内楽講演会、サミット音楽祭、ボウドウィン国際音楽祭、トロント夏の音楽祭にも多数招かれている。
 韓国アニャン出身。8歳の時にピアノを始める。2005年にアメリカのカーティス音楽院に留学、その後ジュリアード音楽院、マネス音楽院にてセイモア・リプキン、ロバート・マクドナルド、リチャード・グードに師事。現在はハノーヴァーにてベルント・ゲツケ教授に師事している。ヴァン・クライバーン国際コンクールでの優勝(金メダル)の他、2012年ウィリアム・カペル国際ピアノコンクール、2013年仙台国際音楽コンクール優勝、ヴェルビエ音楽祭のヴァンドーム賞、2015年ドイツ国際ピアノ賞(フランクフルト)等受賞歴多数。2024年江原道冬季ユースオリンピックと韓国・ドイツの外交関係樹立140周年の広報大使に任命された。
 
五十嵐薫子 ピアノ
 2022年に第76回ジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門で第3位およびRose Marie Huguenin Prizeを受賞。
 6歳から、桐朋学園子どものための音楽教室でピアノを学び、桐朋学園大学を首席で卒業。皇居内の桃華楽堂での御前演奏会に出演し、また同年のベルギー王妃来日の際にも、御前演奏を行った。桐朋学園在学中は、第84回日本音楽コンクール第3位、併せて最も印象的な演奏に贈られる三宅賞を受賞するほか、ピティナ・ピアノコンペティションB級金賞、特級銅賞、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA全国大会金賞、アジア大会銀賞、日本ショパン・ピアノコンクール第3位ほか受賞多数。これまでに東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団などと共演。
 室内楽では、ワディム・レーピン、徳永二男、長谷川陽子らと共演しているほか、2020年の第89回日本音楽コンクールで、チェロ部門の共演者として審査員特別賞を受賞。NHK-FM『リサイタル・パッシオ』『ブラボー・オーケストラ』などに出演。これまで今泉紀子、山田富士子、村上弦一郎、横山幸雄、岡本美智子の各氏に師事。2010年桐朋学園高等学校奨学生、14年桐朋学園特別奨学生、14〜15年明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生、16年にはライプツィヒのメンデルスゾーン・アカデミー奨学生、17~18年桐朋学園仙川キャンパス特待生、18年~19年度ロームミュージックファンデーション奨学生。
 
KBS交響楽団
 1956年韓国放送公社(KBS)によって設立。その高水準の演奏で韓国のクラシック音楽界の成長を牽引してきた。チョン・ミョンフン(第5代首席指揮者)をはじめ、数十年にわたり世界的指揮者が同楽団を率い、2022年にはピエタリ・インキネンが音楽監督に就任。世界トップクラスのオーケストラへと更なる飛躍が期待されている。2018年、ドイツ・グラモフォンからマーラー「交響曲第9番」ライヴCDをリリース。テレビ・ラジオの放送演奏に加え、「デジタル・Kホール」を開設、高品質の音楽コンテンツを無償で広く提供している。比類ないパフォーマンスと革新的なイベントを通じて、韓国のクラシック音楽の顔およびリーダーとしての役割を果たし続けている。
https://kbssymphony.org/
 
東京フィルハーモニー交響楽団
 1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。
 Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」「ハートフルコンサート」「ニューイヤーコンサート」「第九特別演奏会」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『クラシックTV』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』『いないいないばあっ!』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い』などのドキュメンタリー番組で取り上げられ、2024年にはNHK『突撃!カネオくん』などのバラエティ番組でも取り上げられた。
 1989年にBunkamuraオーチャードホールとプロのオーケストラとして日本で初めてフランチャイズ契約を締結。また、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。
 海外公演も積極的に行い、2014年3月には創立100周年記念事業としてアジア・欧米6か国を巡るワールド・ツアーを開催。2015年12月に日韓国交正常化50周年を記念してチョン・ミョンフン指揮のもとソウルと東京の2都市で「日韓友情『歓喜の第九』」演奏会を、2017年12月には上海における日中国交正常化45周年記念演奏会、2024年5月にチョン・ミョンフン指揮のもと韓国3都市4公演でのツアーを行い国内外の注目を集めた。
 昭和62年度芸術祭賞、平成7年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞、また三善晃管弦楽作品シリーズ「音楽の未来遺産」3公演のライヴCD「三善晃の音楽」(カメラータ・トウキョウ/平成20年10月)が平成20年度芸術祭優秀賞を受賞した。他に、昭和59年度に第8回音楽之友社賞と第8回ゆとりすと賞(味の素社)、平成13年度ミュージック・ペンクラブ賞(クラシック部門/日本人アーティスト)、2021年「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)(指揮:アンドレア・バッティストーニ)、2022年「第20回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞」(指揮:チョン・ミョンフン/2022年10月定期演奏会におけるヴェルディ歌劇『ファルスタッフ』演奏会形式上演)などを受賞している。
https://www.tpo.or.jp/